地図には載らない国botさんのイラストまとめ

【クルディスタン地域（イラク）】
南クルディスタンとも。イラクのクルド人は1960年代から武装闘争を続けていた。70年、イラクと彼らは和解し、自治区が設置された。（4枚目の赤の地域）しかし、クルド人らはイランの援助を受けていたこともあり、イラクは反クルド政策を続け、紛争も続いた。

【番外編 : チベット（亡命政府）】
辛亥革命のさなか、チベット軍は奇襲により駐屯していた清軍を追い払い、1912年からは事実上独立し、後に独立宣言を行った。中華民国はこの地域に主権を及ぼすことができず、WW2では中立を保ち、47年にはアジア会議にも国として参加していた。

【アルバ】
オランダ王国の構成国で、大陸のオランダを含む他の構成国と対等に王国を構成する。カリブ海の島では珍しく島の大半が砂漠で、植民地としてはあまり適さなかったようだ。ビーチなどもありGDPの約75%を観光収入が占める。また、石油精製とアロエの輸出、本国の援助が国を支えている。

【番外編 : グリーンライン】
南北キプロスを分断する国連の緩衝地帯でキプロスバリアとも言われる。ラインと言っても、幅は最大で7.5kmあり、島全体の3%の面積がある。国連の部隊が停戦を監視、哨戒しており、大方容易に人は立ち入れないため、野生動物のメッカとなっている。

【番外編 : アンバゾニア共和国】
南カメルーン連邦共和国とも。WW1の後、独領カメルーンは西部をフランス、東部をイギリスへと分割された。後に西カメルーンのうちの北部は隣国ナイジェリアに併合されたものの、南部はナイジェリアと反りが合わず、自治権を獲得していた。

【番外編 : イテンゲ自由国 / カプリビ回廊国】
2002年10月7日にナミビアの北東のカプリビ回廊を領土として独立を宣言した国家。ナミビアはこの地域をザンベジ州としている。ここには勢力の多いオバンボ族と少数民族のロジ族が住んでおり、ロジ族はこの地での民族国家独立を望んでいた。

【番外編 : ハリコフ人民共和国】
ドネツィク州、ルハーンシク州の上にあるハルキウ州（露語でハリコフ）の親ロシア派国家。2014年4月7日に、武装勢力が市庁舎やテレビ局を占拠「ハリコフ人民共和国」の建国を宣言し、鎚と鎌をあしらった勝利の旗を掲げた。（4枚目参照）

【ドネツク人民共和国】
ルガンスク人民共和国と同じくウクライナ内戦で建国された親ロ派の国家。14年4月7日に親ロ派がドネツィク州（露語でドネツク）の議会を占拠、「人民ソビエト」を開き、独立を宣言した。ドネツィク州の3割を実効支配。ウクライナの統治は及ばず、ロシアの衛星国である。

【イギリス王室属領】
右からマン島、ジャージー代官管轄区、ガーンジー代官管轄区、最後の2つはチャンネル諸島に属する。歴史的にイギリス王室の所有領土であり、連合王国には含まれない。そのため、それぞれ、独自の政府、通貨、議会を持つ。外交と防衛はイギリス政府が行う。EUにも属さない。