//=time() ?>
「ここには…、そうするだけの価値があるのです…!」
鎧に滴る血を捧げるだけでは、もって3秒、あるいはそれ以下か。
十分だ。それだけあれば、救える。
囚われの騎士を、すくい上げることができる。
「断頭台鎧が、その首を落としましょう…!」
断頭台鎧を脚先で貫きながら。のそりと。怪物が立ち上がった。
「貴方…!」
その、下半身は。
「蜘蛛鎧殿を…!」
見間違いようもなく、騎士団員の鎧そのものだった。
@nohla_lia 共鳴する魔力が、断頭台を通じて、大鎌へ。
己ひとりではなく、彼女ひとりでもなく。
呼応し合う二者があってこその、膨大なそれが。
大鎌の許容を超え、刃から溢れ出して、拡がる。
燃え上がる炎のように。尾を引く流星のように。
それは遥か空の上から、無限の輝きを振り散らした。
→