//=time() ?>
兵庫津ミュージアム、開館記念展ドキュメント1860、ひょうごはじまりの時。最初日にすべり込み。兵庫県はいまの県域になるまでに紆余曲折あったわけね。新政府対徳川の構造になった時の、立場が異なる明石藩、柏原藩、姫路藩の対応が比較できて面白かった。第二展示室はパネルばかりだったのが残念。
どうぶつ美術館、嵯峨嵐山文華館。林十江の熊はインパクト大。でも今回の見どころは大橋翠石かな。リアルな虎の絵で有名だけど、なんのことはない、獅子だろうが猫だろうが犬だろうが猪だろうが兎だろうが金魚だろうが、なんでもうまく描けるのね。10月10日まで。
兵庫県立美術館2022年コレクション展Ⅱはおそるべき充実ぶり。特集1は新収蔵品紹介展。故 大和卓司氏による遺贈記念の意味合いも。映像作品や若手作家の作品なども加わりさらにパワーアップ。ベルベットの支持体に描かれた谷原菜摘子の創世記の質感はぜひ本物を。12月18日まで。前後期展示替えあり。
ポンペイ展、京都市京セラ美術館。ナポリ国立考古学博物館所蔵の貴重な品々。炭化したパン、猛犬注意の床モザイク、噴火前のヴェスヴィオ山のフレスコ画など。よく目にするアレクサンドロス大王の肖像はポンペイの上流階級の邸宅にあった舗床モザイクからなのか。残念ながら今回は複製。7月3日まで。
花ごよみ、横山大観・菱田春草らが咲きほこる、嵯峨嵐山文華館。昨春わずか2日で閉じてしまった展覧会を再構成、さらなる充実が図られている。谷口香嶠+猪飼嘯谷の光琳式洗面散之図屏風は贅の極み。加山又造のおぼろ、黒牡丹(新出作品)など見どころ多し。会期は7月3日まで。前後期展示替えあり。
ノンバーバルシアター、ギア10周年記念展、同時代ギャラリー。インタビュー映像を見ると、ダンサーやマジシャンといったパフォーマーの技と、プロジェクションマッピングなどのテクノロジーをうまく組み合わせて舞台をつくっていることが分かる。展示は山田章博氏の原画が中心。4月24日まで
兵庫県立美術館コレクション展、た・び・て・ん。テーマは「旅」。美術館で作品に出会うのも旅だし、名所の浮世絵や風景画を眺めて、旅の気分を味わおうということらしい。盛りだくさんで見るのたいへん。横尾忠則の日本原景紀行がまとまって。高千穂峰にUFOがw 会期は7月3日まで。前後期展示替え。
福田美術館、木島櫻谷展。後期もどうにかすべり込みで見られてよかった。おうこくさんは本当に絵を描くのが好きだったんだろうね。《画三昧》っていう自画像なんかもあるくらい。《野猪図》は他の動物の絵とはちょっと違って神々しさを感じたな。
この前の現場、幻の天才画家、鈴木華邨、逸翁美術館。同門の渡辺省亭、弟子の小原古邨に続き、華邨リバイバルの動き。必見です。東京から大阪に移る際、小林一三(逸翁)は華邨の絵だけは処分しなかったとか。呉春と並んで、一三が最も愛した画家が華邨なのかも知れない。前後期展示替。12月12日まで。
この前の現場、究めて魅せた「おうこくさん」、福田美術館。近代京都画壇を代表する巨匠木島櫻谷、過去最大規模の回顧展。嵯峨嵐山文華館共同開催。動物、人物、山水など多岐にわたる作品を通じ「おうこくさん」の画業をたどる。屏風《細雨・落葉》は116年ぶり公開。前後期展示替。来年1月10日まで。