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春めく一歩手前の道で 私を見送る寒椿 背中の温もり忘れない 本当に今までありがとう #詩
長年にわたる 血と汗と涙のしみた 円環がついに閉じて 空にさし昇り 月になりました 精一杯手を振りながら 私は初めて気づきました それがひとつの青春だったと #詩 #絵 #円環 #青春
夏草高く伸びた道 空へと続く坂道は いつかどこかで見た景色 今も見続けてるのかな #詩 #絵 #夏草 #坂道 #空
もうそろそろやめようか 何事も掌に おさめようとするのは 掌から零れるのは 避けようのないこと どんなにきつく握りしめても 零れるものは零れる それより手の感覚を信じよう 熱いもの 冷たいもの 硬いもの 柔らかいもの 手触りを味わっていたら 零してはいけないものに きっと気づける
レジン 砕け散った想いの破片を 集めて涙に沈めた夜 朝のスカイブルーがやさしく包んで そっと丸カンを閉じる どんな気持ちにも 寄り添ってくれる それは私だけのお守り #詩 #絵 #レジン
緑なす 広場中央 真っ直ぐに 風切る我は 海渡る船 〜✳︎〜✳︎〜✳︎〜 新緑が ネオンサインのように見え 骨身に沁みる 蓄積疲労 #短歌 #絵 #新緑 #蓄積疲労
花の下で数える 去年はなかったいくつかの蕾 大事に育てたいけれど 中には膨らんで欲しくない蕾もひとつ それは私を守る枷 #詩 #絵 #花 #蕾 #枷
大木を見上げた 幹から放たれ 昇龍のようにうねる枝には 葉がなかった その頂を除いては 空にたなびく 一枚の緑のレース 綻び一つなく日を浴びていた #詩 #絵 #大木 #昇龍
とある朝の散歩道 無造作に並んだ木影のシロフォン 日干しの草上軽やかに 奏でた曲はどこかへ消えた #詩 #絵 #木影
夜空に手を伸ばしていた 来る日も来る日も もうずっと長い間 差し込む月の光を なぞるように矢を放ち 疲れた手でひざを抱え うずくまるようにして眠る 目を開ければ 傍に誰かの置いたランプ 星の明かりを灯している #詩 #絵 #月光 #ランプ