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しかしそこをエンチャントレスにつけ込まれ、またもマディを危機に晒しもした。
ならば、彼が本当に目指すべき「ハルク」とは。ヒーローとして、人々を護る。そのための「怒り」を彼は発揮し始めるのだった
ハルクの力をAwesomeな、ヒーローの力として扱うアマデウス。しかしその実態は、ただ己の中から溢れ出る「怒り」を押さえ込んでいるだけで。
自分が傲慢だったがゆえに両親を失い、妹のマディにも寂しい想いをさせた。それを「自分のミス」と押し込めていたのだが…
バナー博士は、ハルクという「もう一人の自分」とずっと付き合ってきた。ヒーローである時も、狂戦士である時も、彼はバナーであり、ハルクでもあった。
若きアマデウスには、まだそこまでの見識はない。しかし彼もハルクに触れる内に、少しずつ認識を改めていく
なぜ彼がそこまでしたのかと言えば、友人であるバナー博士を信じ、本当の「彼」は世間に言われているようなうとまれる存在ではない、と証明しようとしているのだ。
「彼」の力は、自分のように理知的に使えば、世界を救えるもののはず。ゆえに彼は口癖のように、「今度のハルクは今までと違う」という
一先ず、アマデウスハルクのオリジンに当たる #4 まで読んだ。
アマデウスは、過剰なエネルギーを吸ったために暴走しかけていたバナー博士のハルクを、「肩代わり」。以来、「Awesome」なヒーローを目指し、戦っている