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「高2も同級生か」。腐れ縁の彼が笑う。新年度、昇降口にクラス分けが張り出されてた。名前に喜んでるのを見られてしまう。「意地張らず恋心を認めちゃえよ」。君も好きな相手を言わないじゃん。私だって内緒だよ。大好きだ、と胸で呟く。いつか素直に告れるかな。張り紙の一番上、今年も同じ担任に。
「やった!」と意地っ張りの彼女が叫ぶ。高2の初めのクラス替え。昇降口の張り紙を、僕もそっと覗き込む。名前があった。今年度も同じクラスだ。「運命? いや、ただの腐れ縁でしょ」。頬が赤いぞ。認めちゃえよ、恋してるって。「……君はしてるの?」。まだ言わない。「ならば私も教えてあげない」
腐れ縁の幼馴染って不思議な関係性だなあと言う漫画
週刊コロコロにて公開されてますので、読んでもらえると嬉しいです!
明日公開の最新話はホワイトデー回となり、9話のバレンタインのアンサー回になるのでそちらも合わせて是非お願いします! https://t.co/Esbi1NqoPt
彼とは続かなかった。高校の隣のクラス。何度も「好きだ」と囁かれた。でも3か月で別れを告げた。「何で俺じゃ駄目なのかな」。別れ際に尋ねられる。校舎から下校する彼が見えた。答えのヒントは隣だよ。寄り添う同級女子を腐れ縁と言っていた。私みたいに気づいてね。彼女の気持ちと、自分の本音に。
わかったわかった慰める、と苦笑する。腐れ縁の同級男子がまた振られ、高校帰り、カラオケに誘われた。失恋ソングを絶叫してる。「何で俺じゃ駄目なのかな……」。繊細さに欠けるからでしょ。「お前は貰い泣きするほどナイーブなんだな」。ほらガサツ。これは悔し涙だ。何で私じゃ駄目なのかな、って。
卒業前日、高校の腐れ縁の同級女子が頭を掻く。同性の後輩に、僕の第二ボタンを貰っていいかと尋ねられ、いいよ、告っちゃえ、と答えたらしい。「私のことが妬ましく、嫌いと言われた。意味不明。あんたに好きな子いるとも匂わせてた。誰よ?」。さあ、と応じ心に決める。諦めて後輩にボタンを渡そう。