浦「では、スタートです」

淀「君、可愛いね。一緒に遊ぼうよ」

浦「…ちょっとだけですよ」

淀「いや拒めよ」

浦「ま、間違えました」

淀「じゃあ、もう一回やるぞ」

浦「は、はい」

淀「君、可愛いね。一緒に遊ぼうよ」

浦「結構です」

淀「三〇分だけで良いから」

1 10

浦「彼を知り己を知れば百戦殆うからず、と言うでしょう」

淀「俺もお前もナンパした事ないから、彼を知ること出来なくね?」

浦「…細かい部分は、想像で補いましょう」

淀「適当だな」

浦「まずは水面さんがナンパ男を演じて下さい。私が嫌がる女性を演じます」

淀「うい」

2 10

浦「…………………………ナンパのやり方、知ってます?」

淀「知らん」

浦「困りましたね」

淀「『君、可愛いね。一緒に遊ぼうよ』とか言えば良いんじゃね? 分かんねぇけど」

浦「……まずはナンパの練習をすべきですね」

淀「ナンパの練習?」

1 8

浦「これは言葉で説明するよりも、実演した方が良さそうですね」

淀「は?」

浦「私がナンパする男を演じるので、水面さんは女性を助けて下さい」

淀「え? 何これ? 何が始まったの?」

浦「うるさいです。言われた通りにして下さい」

淀「まぁ、別に良いけど」

1 8

【第14回 コロシコロサレ】

浦「どうも、浦見みぎりです」

淀「淀川水面です」

浦「今日のお便りは【暇人28号】さんから」

淀「前に俺が考えたラジオネームだな」

浦「ナンパされて困っている女性を、カッコよく助けられるようになりたいです。どうすれば良いでしょうか?」

淀「俺に聞くな」

5 21

【パンデミック】

浦「あぁ、水面さん。ゾンビに噛まれてしまったんですね」

淀「噛まれてねぇよ」

浦「噛まれてないのに、その有様ですか?」

淀「失礼な」

浦「今後、人に会う時は、ゾンビに噛まれたということにしておいた方が良いですよ」

淀「余計なお世話だ」

3 22

【本棚】

浦「本棚を見ると、持ち主の人となりが分かりますよね」

淀「確かに」

浦「……」

淀「あんまり見るな」

浦「変態ですね」

淀「そんなに変な本あるか?」

浦「自覚がないんですね。筋金入りですね」

淀「……これか?」

浦「その棚の全てです」

2 17

おはようございます‼️✨
いぃーい朝だ‼️そうだもっとだ‼️

いよいよ1ヶ月切った。
淀川パリジェンヌのライブはいいぞ‼️✨配信チケット(¥2,500-)
https://t.co/DKcsbPxz7D

12.10/30取り置きは公式( )までDMください‼️
今日も1日やっちゃいましょ‼️✨
  

4 48

【ランドセル】

淀「…ランドセル?」

浦「貴女、ついにやってしまいましたね」

淀「誘拐してねぇよ」

浦「自首しましょう。もう手遅れですけど」

淀「嘘でも『まだ間に合う』と言え」

浦「貴方は全てにおいて手遅れです」

淀「言いすぎだろ」

浦「言い足りないくらいです」

3 16

【ヘアセット】

淀「髪切った?」

浦「いいえ」

淀「髪型変えた?」

浦「いいえ」

淀「パーマ当てた?」

浦「いいえ」

淀「何もしてないのか?」

浦「寝癖を模したヘアアレンジをしました」

淀「寝坊しただけじゃなくて?」

浦「違います。重役出勤です」

淀「重役以外の重役出勤は寝坊だ」

3 22

おはリゼございます!
目指せ体力トライアスロン!
響きだけで死ねる自信があるな(笑)

12月はワンマンの後にもライブが決定!
年末は淀パリと大騒ぎしよう。

12/10 南堀江knave(ワンマン)
12/30 南堀江knave

12/10 ワンマンの取り置きは淀パリ公式( )へDMを!

1 12

淀「前、雑貨屋で見つけてさ。お前に似合うと思って買ったんだけど、何のイベントもないのに渡したらキモいかと思って」

浦「……貴方がキモい事なんか、今に始まった話じゃありません」

淀「ひでぇ……」

浦「だから、変な気の遣い方をしないで下さい」

淀「……了解」

2 19

淀「………………………………ちょっと、席外すぞ」

浦「え? 今から買いに行くんですか?」

淀「違う。すぐ戻るから」

――五分後。

淀「……これ、要るか?」

浦「え? あ、えっと、今、キーホルダーをもらいました。金属製の、イルカを模したものです」

2 12

淀「…き、気持ちが弾ける予感。恋愛に対して、色んな意味で積極的になれる日。嬉しいのは分かるけど、冷静さを忘れないで。だとよ」

浦「…そ、そうですか。積極的になるんですか。なるほど」

淀「いや、占いだからな? 必ずしもその通りになるとは限らないぞ」

浦「…そうですか。残念です」

3 13

浦「ちなみに、うお座は何位ですか?」

淀「九位だ」

浦「私の勝ちです」

淀「八位と九位なんか、ほぼ一緒だろ」

浦「トーナメント戦だったら、ベスト8とベスト16ですよ。全然違います」

淀「星座占いは最下位でもベスト12だよ」

浦「他には何か書いていないんですか?」

1 12

淀「…意中の相手からプレゼントがもらえるかも。素敵な出会いを求めている場合は、今日がチャンス。インスピレーションを大切に。だってさ」

浦「…恋愛占いですか?」

淀「たまたま選んだのがこれだったんだよ」

浦「意中の相手がプレゼントをくれるんですね。楽しみです」

淀「どうしよう……」

2 13

淀「しっくりくる……」

浦「他に何かありますかね?」

淀「もう止めよう。星座占いしよう。俺、調べるから」

――二分後。

淀「お前、さそり座だったよな?」

浦「はい」

淀「今日の順位、八位だ」

浦「面白くありません」

淀「俺に文句を言うな」

浦「他には何も書いていないんですか?」

2 12

浦「募金は無益だと?」

淀「そっちじゃない。お前の『募金はマイナスだ』というマインドが問題なんだ」

浦「プラスだと言いたいんですか?」

淀「……くそっ。この場だけでも嘘を吐こうと思ったけど、無理だ」

浦「つまり、良質な嫌がらせの代表例は【同町圧力による望まない募金の強要】ですね」

3 12

浦「早く調べて下さい。悪質な嫌がらせをしますよ?」

淀「その表現、よく聞くけど、逆に良質な嫌がらせってあるのか?」

浦「なるほど。確かに、嫌がられている時点で既に悪質な気はしますね」

淀「本人の心象的にはマイナスだけど、実は有益な行為、とかかな」

浦「募金ですね」

淀「違うわ」

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浦「職務放棄ですか」

淀「そもそも職務じゃねぇんだよ」

浦「じゃあ、やりがい搾取です」

淀「せめてやりがいを作れ」

浦「女の子からの頼み事。やりがいありませんか?」

淀「……言っとくけど、やりがい搾取って悪い事だぞ」

浦「悪い事は楽しいです」

淀「悪い考え方だ……」

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