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絃をやさしくはじく度
大切な想い出を
雪の下に隠していく
ひとつ、また、ひとつ。
いつか
春になって
雪が溶けたら
美しい思い出として
愛せるように
今はまだ
琵琶の調べを子守唄に
白の深くに眠らせておく
絵:甲斐千鶴 #楽詩
御簾から差し込む弓張月へと
調べをひとつ 載せていきます
遠く離れた彼の場所へ
私の指で掻き鳴らす
祈りは
今宵も届かずとも
光は
今宵 消え失せようとも
遠く遠い 彼の場所へ
凍え冴えた夜に夜毎に放つ
私のこの音は消えはしない
「冬日」
絵:甲斐千鶴 #楽詩
#楽詩 絵 甲斐千鶴
冬の日の凍えが
それ迄の季節を
白く変えるほど
この想いは
月より透けて尚うつくしく
足蹴にされると
薄氷よりも儚く
わたくしは強くない
ふみに込めた想いを
水に流されるくらいなら
琵琶の音に綴り
とける雪のように
誰の目にも触れない
うたにいたします
@to_yo_yo_n
②〈 折句 〉ねいろ
値踏みせぬ
慈しみの陽
ロルカ読む
ねぶみせぬ いつくしみのひ ロルカよむ
ロルカ詩集 小海永二 訳
絵:甲斐千鶴 #楽詩
《イラストにあう創作募集》
詩歌でも言葉でもお話でも
テーマ①「冬日」②折句「ねいろ」(文頭の文字が順に、ね、い、ろであれば、ひとつの作品でも、三つの独立したものでも良い)
2ツイート内で
11/12(日)まで
絵:甲斐千鶴 #楽詩
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これをつけてツイート
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雨…降ってる…
買い物行けないな
夕ご飯どうしよう…
冷蔵庫にあるものでいいかな
庭仕事できないな
草取りどうしよう…
家庭菜園の恵みの雨になるかな
今は退屈
さて何しよう…
雨音をBGMにして詩を書こうかな
絵・甲斐千鶴 #楽詩
窓の外
雨と遊び はしゃぐ子供達の声
いつからだろう
雨に濡れるのを避けだしたのは
いつからだろう
無邪気にふるまえなくなったのは
いつからだろう
傷つく事を恐れ
素直になれなくなったのは
外に出てみようか
この雨に濡れたなら
何かが変わるかもしれない
絵・甲斐千鶴 #楽詩
季節の逃げ水の
六月の
深まる緑の
硝子体の
はるかの先から
なで肩の暦に
丸印として帰れ
ああ誕生日なんだね
どう祝いましょうかと
独りごちてみるが
思考というシステムの
振り出しを目指して
巡る逃げ水であれ
また 約束されない明日に
音もなくけぶれ
#楽詩
絵・甲斐千鶴
毎日同じ時刻に
窓の外を通るあの人
声もかけられず
見つめているだけ
降り注ぐ雨
今日は来る?来ない?
片思いの苦しさ
会いたい?会いたくない?
揺れる心は紫陽花ブルー
でもきっと
この雨が止んだなら
彼の笑顔を見る事ができたなら
私の心はスカイブルー
絵・甲斐千鶴 #楽詩