# 慶應

<片思いの和歌>
TLに流れてくる学内他部署と某W大学図書館様をみたら
こちらからの一方的フォローでした。
存在すら気付かれてなさげな悲報(?)により片思いの歌を
小倉百人一首(江戸前写) 源重之
風をいたみ 岩うつ波の 己のみ くだけて物を 思ふころかな
散らし書きで思ふ~は冒頭に(MT)

12 25

<ばらの騎士>
1911/1/26 R.シュトラウス「ばらの騎士」初演
題の由来はウィーン貴族が婚約の申込みで使者に届けさせる銀の薔薇。設定上のフェイクとはいえ何ともロマンチックなアイデアに寄せ
ルドゥーテ「バラ図譜」。
ばらの騎士オクタヴィアン(美少年)は主人の婚約相手と恋に落ち...(MT)

14 24

<エレキテルで電飾✨(ウソ)>
1/24(旧12/18) 平賀源内没
画像:「戯作者考補遺」(明治写)の源内
写し元の原本が失われているため、明治時代の写本でも貴重‼
うまく写らず恐縮ですが、拡大図をよく見ると
白いポチポチがあるのは雲母(きら)です。
パープルアイメイク以外に衣装もキラキラ(MT)

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<狐火イリュミネーション>
広重「名所江戸百景 王子装束ゑの木大晦日の狐火」
大晦日の夜は王子稲荷に詣でるため、全国の狐が大集合。参拝前に社近くの大木の下で威儀を正して狐火スタンバイ。よくみると遠景にもずらり。闇にうっすら浮かぶ民家の住人は狐の大行列に気付くでしょうか。 (MT)

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<年賀状にも役立つ、のか?>
マネケン「手紙の書き方」(1490)
書簡作文法の伝統に基づいた、昔の手紙の書き方マニュアル。
「息子が父親にお金を頼むときどのように頼むべきか」
という文例が気になる。ここかな?
※借金を実践される場合、当館は責任は負えませんが。(MT)

6 4

<草名と花押>
大内義隆の草名は
草書の「隆」の扁とつくりの間に「義」が割り込んだ状態。
図案化がよりステキな花押は草名の進化形でしょうか。
右は同じく相良家文書(重文)で見つけた義隆の花押。飛び散る火花のような。(MT)

7 10

12/18(旧11/15) 大内義隆誕生
西の京・山口の戦国大名で、和歌など公家文化への造詣も深かった義隆は
寵愛の家臣・陶隆房の謀反により命を落としたとか。
画像:大内義隆書状(相良家文書・重文)
安国寺方丈(真鳳)への書状。花押かと思ったら、名前の文字をきゅっと
図案化した草名でした。(MT)

15 21

<明治前夜の高札>
先ツイート「島原の乱」 と直接は関わりませんが
慶應4年に太政官が出した五榜の掲示の第三札。
切支丹・邪宗門を禁止する高札で、本学所蔵は閏四月改正のもののようです。
ギリで江戸時代とはいえ、明治直前でも民衆へのお触れは高札なのか。識字率高いんですね。(MT)

10 13

<貴重書室ビニール>
職場に忘れ物取りに来たら、大幅模様替えの工事中で養生が大変な事に。月曜に来たらどうなってるんだろう。たぶんここは机。たぶん。(MT)

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<まさかの熱湯風呂?>
11/26いい風呂の日
國芳「敵討岸柳島」...元ネタが落語の浮世絵らしく、巌流島表記ではありません。
あらすじ読んでも湯屋や温泉らしき所が見当たらず。
でも蒸し風呂の横で笑ってる二人、落語っぽいですよねぇ。
なめくじ長屋の5代目志ん生も演った演目らしい。(MT)

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<あの怪獣ではなく>
1933/11/12 ネス湖の「ネッシー」初めて撮影
若者はネッシー知らないかもですが
画像:荒俣コレクション「アンボイナの博物誌」(1768)の
アンボイナホカケトカゲ?
ボディぶつぶつがやけに細密なのと裏腹に、
ディ●ニーやポケ●ン臭がする笑顔が胡散くさ(以下略) (MT)

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<命がけの宿泊>
東海道五十三次·御油(ごゆ)
「膝栗毛」にもコミカルに登場する留め女です。
旅籠が100軒もある激戦区ゆえ、旅人争奪戦も熾烈です。北斎の留め女はたおやかにも見えますが、広重のは風呂敷でスリーパーホールド状態に。ここに泊まって大丈夫なんでしょうか。(MT)

12 23

<おめでとうございます>
晴れやかな本日御成婚という事で
ボン浮世絵コレクションから楊斎延一「貴顕結婚式之圖」を。
テレビやネットなどない時代、絵師はセレブの世界を想像で描いたんでしょうか。(MT)

7 6

貴重書デジタルアーカイブに画像を追加しました。
ユザンヌ著「Les modes de Paris : variations du goût et de l’esthétique de la femme, 1797-1897」
18世紀後半から1世紀にわたるパリのファッションの変遷を見ることができます。
下記URLよりご覧いただけます。
https://t.co/o41WcgVlV2

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<音符の描く波>
サティのピアノ小曲集「スポーツと気晴らし」から「海水浴」
僅か数段の曲とマルタンの絵がセットです。
砂糖菓子のようなパステル調の世界。
彼女がどこから飛び込んでるのか、船にぶつからないかとか気になります。
譜面の言葉は無邪気なような淫靡なような? (MT)

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1436/6/6 レギオモンタヌス誕生(天文学者・独)
「方向・距離表」(1490):黄道十二宮の計算表・経度ごとの太陽までの角距離表を扱い、西欧で初めてタンジェントの表を掲載しました。印刷業者エアハルト・ラトドルトの標章で蛇と星を手に宴会芸のような人物は一体(へびつかい座?) (MT)

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国芳「東都名所 両国柳ばし」
宴席に向かう芸者が唸る野良犬を見て怯える様子。
満天の星空とはいえ、街灯がない江戸の夜道の暗さを感じます。影や遠景のぼかしには西洋画の影響も。それにしても...凶悪な顔面の犬ですね。(MT)

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伏見天皇誕生日:玉葉和歌集(承応頃写)
<のどかにもやがてなりゆくけしきかなきのふの日影けふの春雨>
実は<睦月のはじめつかた雨降る日よませ給うける>という事で季節違うんですが、ここ数日の雨と雰囲気が合って素敵!とセレクト。京極派有力歌人の伏見院、肖像はWikiです。(MT)

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<豊穣のイメージということで>
春の欧州は復活祭に華やぎ、卵やうさぎを象るショコラの海。今年の復活祭は4/1。エイプリルフールの別名Poisson d'avril(4月の魚)によせ、国芳の鰹(まだ早いけど)と小山内絵葉書の“青い鳥”の兎(怖い)を。このラインナップ、なんだか悪夢を見そうな。。(MT)

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アール・デコの画家シャルル・マルタンの風俗画集とサティの小曲による「スポーツと気晴らし」から謝肉祭。油断してたら2018年謝肉祭は2/13終了でした。サティのこの曲は調性なし、小節区切りなしというトンデモ譜面。絵は仮面や道化師アルレッキーノから推してヴェネツィアでしょうか。(MT)

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