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毎日体ろり#202
松野、もしかしてきみは思っているよりも早く大人になってしまうの?ぼくは、きみのそのフォルムはもちろん、声も肌もにおいも、どれかひとつでも駄目になってしまう日を恐れてる。憎む神に祈りながら眠るという矛盾を繰り返してる。今日のままのきみに明日も会いたいって、狂ってる。
毎日体ろり#201
おとなになんてならなくていいんじゃない?、て聞いたら、先生ってこどもだね、って。心臓を少しよじられた気持ちになって覆いかぶさったら、こどもの声で大人みたいにないた。
毎日体ろり#199
きみが壁に貼られた給食の献立表の紙を毎日見てること知ってる。それは、楽しみなんじゃなくて嫌いなものを食べさせられる心構えを毎日しているっていうこと。でも今日は、よかったね。きみの大好きなシャリシャリした七夕ゼリーだ。頑張って苦手なお野菜、食べたね。泣きたくなるよ。
毎日体ろり#198
たくさん泣いたり気持ちが動いたからきみは疲れて寝ちゃった。ぼくはきみに酷いことがしたいんじゃない痛いことや辛いことがしたいんじゃない、ただ、愛して、愛されたいんだ。それだけなんだ。それが一生叶わないから、熱で湿っぽいきみを、少し抱いて、ねぇ、世界、待ってよ。世界。
伊豆在住の方へ。
伊豆高原 透明水彩教室 受講者若干名募集中。
毎月第一木曜 13:00〜16:30 (次回8月のみ第ニ木曜)
会費一回2000円。
生涯学習センター池会館
初心者歓迎
※継続受講が前提となります(1日体験入会可)。
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毎日体ろり#197
プールの授業を熱があるのに出たきみを少し叱った。「だって休んだら見学になるでしょ」「女子のおしゃべり聞くのが嫌なの」。こわいから、って。ごめん松野、ごめん。待って先生、今考えてる。どうしたら君とふたりきりの世界にいけるのか、真剣に考えてる。すごく、考えているよ。
毎日体ろり#196
台風の日のきみってほんと最高。連絡網がまわってくるまでそわそわして、ゆるゆるの僕のTシャツきて、教育テレビみて、マンガもお菓子もゲームも並べて、安心なキャンプみたいにドキドキするんだ。やわらかいタオルケットかぶって。でもきみ、それ忘れちゃうんだよなぁ。つらいなぁ。
毎日体ろり#194
「デコが31日までの月、引っ込んでるのが30日まで」。なるほど。「二四六九士だな」、と言うと、なにそれってきみ。説明すると、そっちのがおまじないぽいね、って笑った。だから、松野、じゃあ7月は何日まで?8月は?って繰り返した。先生、もうわかったでしょ、って言われるまで。
毎日体ろり#193
「6月って30、31…」て、呟いたらきみが「待ってね、」て、拳の節を数え始めたからびっくりした。そして節をトントントンってして、「先生、6月は30日で終わり」。て言った。それなにかのおまじない?て聞いたら、違うよ、ここの骨のデコボコで、30日か31日かわかるんだよって言った。
また毎日体ろり#192
眠る前に、祈ってね。神様じゃなくてぼくに。おやすみ、先生、先生、先生、先生。半袖のパジャマきみ、着るのかなぁ、着なさそうだなぁ(笑)。
毎日体ろり#189
「せんせ、悪いことしてないんだから泣かないでいいと思うよ」。ねぇ、その通りだね松野。でも先生、悪いことするかもしれない。こわくてこわくて仕方が無い。だから、ごめんね、きみも同じぶんこわくなって。その何気ない小さな手指、ぼくは握れない。指切りげんまんできないよ。
毎日体ろり#188
誰も守っちゃくれない僕らの、ぼくの一方的な思い、どうしようね。だって申請する場所がないんだもの。きちんと届ける場所があるならぼくは悪いことしないのにね。仕組みがおかしい。
毎日体ろり#187
きみが言う、「バイバイ」って、大好き。「さよなら」じゃなくて、「バイバイ」。って、なんかいい。デパートの屋上にある小さな簡素な遊園地で、「バイバイ、またね、バイバイまたね、」っていう乗り物思い出した。バイバイの続きは、だから、またね、なんだ。
毎日体ろり#186
ぼくにとって都合のいい身体、きみ、どうしてそんな身体をしているの。嘘だろって何回も言う。でもきみはその身体を手放すから、ぼくは、辛い。成長というルールは不合理だね。
毎日体ろり#183
今日は寒いし、雨だし、それなのにプールの授業が行われる最低条件が満たされてしまってすまない。まだ黄帽さんのきみは、ほんとうにいやなことだろうね。誰がきみに、泳ぎを強いるというのか。水に濡れるなんて馬鹿らしいよ、風邪ひかないか心配で、困る。
毎日体ろり#182
もーいーかい?まーだだよ、って、かわいんだけどちょっと飽きたんだよねぇ。もうよくない?最初っからきみはぼくに見つかってるんだから。ねぇ。