//=time() ?>
毎日体ろり#151
青少年の家、っていう不思議な名前の場所で学年のみんなと寝泊まりする授業、ほんと不思議だよね。たいして仲良くもない子と2段ベッドの上下になって、あんまり味のしないぼそぼそしたご飯を食べて、歌を歌ったりして。浮かない顔の君を見て、愛していると思う。とても愛していると。
毎日体ろり#137
やっぱり人が多いね、ってわかりきったこと言いながら歩きながらアイスを食べたり馬鹿げた行列に並んでみたりしてみたいね。日に焼けると君はすぐ赤くなって熱が出たりするから心配だけど、帰りの車で隣で眠ってね。浮かれた風船がうちでしぼんでしまうの二人で悲しむまでがぼくの夢。
毎日体ろり#134
嫌いだったこと、苦手だったこと、つらかったこと、キツかったこと、理不尽も怒りも許せないこともぜんぶ忘れてから、許してからいく世界があるんだろうね。ちょっと考えてたけどきみが笑ったから忘れた。
毎日体ろり#132
君っぽくないお洋服を着ていたね。ふれずにいたけど、きみの頬がばら色だったから聞いてみたら、初めて、自分で服を選んだって。どこが気に入ったの?て聞いたら、「襟があって、ダボッとしてるの」て。「フードがよかったけど、だめだった」、て。そっか。首は、守らないとだね。
毎日体ろり#125
疲れたとき、君にもたれ掛かりたい。もちろんきみは小さいから、加減をして、自制の効く範囲で、自制の効いた自分の重みを受け止めてもらいたい。そういう夢。君がぼくに手をあてるとぼくは簡単に自分の欠陥を知ったころに戻るんだ。夢の話だ。いつもの。
毎日体ろり#123
音楽発表会のきみの楽器ははアルトリコーダー。前回はトライアングルだったね。小さな手指だからソプラノのほうがよくないかと思って聞いたら、アルトのがすきです、って。「どうして?」「…ソプラノより、喋らないから。」。そうか。無粋なことを、ぼくは聞いたね。好きだよ。
毎日体ろり#121
蒸すように暑かった。だからみんな蛇のようにくねるホースを踏んだり先をきつく持って散らしたり思い思いに水遊びをしたね。きみは端っこにいたのにやっぱりたくさん濡れてしまった。でもね、みんながユニフォームを脱いだからって倣うのはよくないよ。そういうところが駄目なんだよ。
毎日体ろり#120
きみをぼくの用意したベッドで優しい強い薬に漬けて愛そう。樹液の中できみは永遠のぼくのきみ。優しいけど強い薬はきみをとかしてしまうから、愛し合うのは無理かなぁ。きみのこと好きなだけなのに難しいね。ぐずぐずに溶かして、その蜜をせめてすするのは罪なのかなぁ。そうかなぁ。