そういえば今回の特集は宇宙世紀の作業用MSですが、∀ガンダムは作業機械的な扱いをされたMSの筆頭でしたね。橋になったり、牛や豚を運んだり、洗濯物を乾かしたり……。

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一方、軍用のプチMSも開発されました。ラー・カイラムに配備され、アクシズ内部に時限爆弾を設置する際に使われたズックがそうです。ただし装甲はMSに遠く及ばず、岩塊に押しつぶされる機体もいましたね。

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こうして作業用MSが普及しますと、いろいろな用途に対応した派生機が誕生するのが通例。なかでも過度な大きさや装備を見直して、一般人でも操縦できるシステムお手軽な機体、いわゆるミドルMS、プチMS、https://t.co/GuRVGXFlZXが登場するようになりました。

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一年戦争時、宇宙での戦力拡充を急ぐ連邦軍はSP-W03をベースとした戦闘用スペース・ポッドを建造しました。それがRB-79 ボール。元が作業機なので戦力的には大したことないですが、量産化による数で勝負しました。ボールを作業用に改装したボールK型もありますね。

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人型をしたリサイクル機には一般作業用ザクがあります。損傷したザクIやザクIIから組み上げられ、装甲を撤去しつつ、コクピットを建設作業車の操縦席に近いものに変更。腕にはウインチや掘削用スコップを装備しました。塹壕掘りやトーチカ設営に使われたようです。

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ガザD、ガ・ゾウムときまして、本日、最後に紹介するのはAMX-007 ガザE。ガザシリーズの1機であり、MS形態よりもMA形態での運用を重視した機体です。開発にあたってはMS重視の「I案」とMA重視の「II案」が提出され、最終的に「II案」がガザEとなりました。

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ちなみにガ・ゾウムは、他のガザシリーズ同様、『袖付き』が保有しています。機体色が緑系統になり、エングレービングが施されたのも同様です。

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ガ・ゾウムのMA形態はガザC、ガザDから一変。脚部を前後に展開して内部スラスターを露出。ムービング・スラスターを主翼のように広げる一方、肘のスラスターも使えるように機体側面に固定。これによってガザシリーズのMA形態の中でも随一の機動性を発揮しました。

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ガ・ゾウム最大の特徴は機体背部に設置された大型スラスター。「ムービング・スラスター」と呼ばれるこのユニットは基部を支点に広い可動範囲を有し、推力を供給すると同時にAMBAC肢としても機能。ガ・ゾウムの機動性拡大に役立てられました。

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ちなみにガザDは第一次ネオ・ジオン戦争後、U.C.0096に勃発した『ラプラス事変』で『袖付き』によって運用されています。経済的余裕のなかった『袖付き』はU.C.0080年代後半のMSを多く流用。ガザDもそのなかの1機種でした。

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MA形態への変形機構もガザDの特徴です。
ガザCの変形を継承したため、機構自体はきわめてシンプル。ただし推力増強と機体強度の向上によって、MA形態の機動性・格闘能力はMA-05ビグロをはるかにしのぐとまで言われるようになりました。

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ガザCの機体解説で忘れちゃいけないのが可変機構。簡易可変機構を採用したことで、可変機でありながら量産化に成功したのはガザCが初めてであり、アクシズの技術水準の高さを示すものです。もっとも機動性や運動性、航続距離は低く、後発機の課題となりました。

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週刊『ガンダム・モビルスーツ・バイブル』第48号は、5/26(火)発売!
アクシズとの折衝を急ぐアーガマとドゴス・ギアの前に現れたガザC部隊の姿が目印です!!

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AMX-003 ガザC !
ハマーン・カーンが摂政を務めるアクシズにおいて、地球圏帰還時の主力MSとして開発された可変機を総力特集します!!

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まずはアーム・ビーム・ガンを構えるメタスです。イラストレーターは射尾卓弥さん。
実際のイラストは見開きサイズなので、機体全体が描き込まれています。詳細は第47号で確認してみてください!

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さらに、さきほどメタスX-2とパーツを共用していたと書きましたが、MA形態で使用する外装式ブースターは同じタイプのものを使っています。メタスX-3がX-2の進攻速度にくっついていくにはこんな装備が必要だったのでしょうね。

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運用に際してはメタスX-2との連携が想定されていました。先行したX-2が制空権を確保したのち、X-3が対地爆撃を敢行して標的を制圧するというものです。
ちなみにこれがメタスX-3のMA形態。分厚い装甲で対空兵器をものともしない侵攻が可能だったと思われます。

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こうして完成したメタスX-3は、X-2とは真逆の重装甲・重武装仕様。対空攻撃に対する防御力と、敵施設制圧のための火力を備えた機体となりました。ただしメタスらしく、ボディのアクチュエーターは剥き出しなのですが。

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最大の特徴は大幅な軽量化による機動性向上。MS形態ではムーバブル・フレームが露出するほどの大胆な軽量化が図られました。一方、両肩には大型メガ粒子砲を搭載。これを駆使したヒット&アウェイがメタスX-2の基本戦術だったようです。

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続いてはAE社グラナダ支部が開発を担当、MIP社から引き抜かれたスタッフも参加したメタスX-2です。本機は大気圏内と宇宙空間の両方での運用も目的とし、長距離移動能力とMS/MA両形態での戦闘能力を確保。可変MSにおける総合性能強化型と言える機体です。

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