リムジンが開くと空気感が変わった。柳田先輩はふわっと地に降りた。「スイーとでてきてトンってなってましたぞぉ」今野円は真似をしているのかぴょんっと跳ねたが似ても似つかない。その瞬間日常の空気に戻った。「何その蒜山高原」

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柳田先輩は不慣れな操作で携帯電話を見るとメールが来ていた。『熊五郎さんが家出してしまいまひた』「白作さんにしては珍しい誤字ね。熊五郎さんって誰?」などと考えていると『三味線屋に捕まったらだうひましょう』と続報が来た。

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柳田さんお誕生日おめでとうございます!!!

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柳田先輩は妖怪研究会の部室に戻ってくるとふぅと溜息をついた。「柳田先輩どうしたんですかぁ」今野円が人懐っこく寄ってきた。「えんすけは気楽で良いわね」「そっそんなことないですよぉ。まどかだって悩みぐらいあるんですからぁ」#えんすけっ!

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「昨年の十月のお話ですが。日記を見ていたら『鎌倉さん鯖を持ってきてくれる』と書いてありましたの」柳田先輩は全く思い出せないでいたが鎌倉音東はすぐに理解して軽く柏手を打った。「あぁ先輩、それサーバーを増設した日ですよ」

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「鎌倉さん」鎌倉音東が振り返ると柳田先輩がいた。「どうしたんですか?」校内ではわざわざ会いに来なければ他学年の生徒と顔を合わせることはほとんどない。「以前に貴女から鯖をいただいたかしら?」唐突な質問に音東は困惑した。

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柳田先輩は機嫌が良かった。「見越入道の系統って見上入道とか次第高とか伸上りとかヤンボシとかノリコシとか色々あるけど、夜走さんの方では何と言ってますの?」柳田先輩の唐突な質問に夜走清は「さあ?」としか答えられなかった。

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モテキ・久保ミツロウ描く藤本幸世に似た人物を連れてくる、と柳田が言うもんだから、なんとなくモテキで検索かけた電車内。
「好きな人に愛されるとか、どこのファンタジーだよ」
ヤダ何コレ泣キソウ。

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