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救われぬヒト。
ある囲われた少女と出逢い、それを知った彼は交流を重ねる。同情に近い感情はやがて歪んだ独占欲と化す。
ある日訪れた彼の服は血で染まっていた。動揺する彼女に彼は告げる。
「…君を迎えにきたんだ。君は出たがっていただろう?この鳥籠から」
籠の鳥は自由を得て、また囚われる。
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