偵察部隊の指揮官機としての運用が考慮された機体がXM-06 ダギ・イルス。
CV製MSの特徴であるゴーグルセンサーの代わりに別タイプのセンサーを採用。並みのMSを遥かに上回る情報収集・処理能力を獲得し、通常のMS5~6機分に匹敵する領域走査が可能になりました。

9 31

まず誕生したのがXM-03 エビル・S。ベースとなるデナン・ゾン(14.0m)よりも小型で、CV製MSのなかでも最小サイズ(13.2m)です。肩に設置した偵察ポッドで情報を収集するのが主任務ですが、敵と遭遇した場合に備えて武装も用意しています。
♯ガンダム・モビルスーツ・バイブル

7 38

デナン・ゾンをデチューンして作業用MSとしたデナン・タイプはU.C.0121のMSショーに出品され、小型かつ低コストながらも従来機と同等の性能を有するマシンとして注目を浴びました。とはいえあくまで作業用ということで、連邦軍もそれ以上の追及はしなかった模様。

28 75

そんなビギナ・ゼラには通常タイプの頭部のほかに、ガンダムタイプが用意されていました。SFPやF計画に通じていれば当然の結果と言えますが、これにはガンダムタイプへの崇敬と、ガンダムをCVの支配下に置いたとするプロパガンダ的な意味合いがあったようです。

68 201

ヴェスパーはAMBAC肢としても使えますが、ビギナ・ゼラは機体とヴェスバーとのジョイント構造を一考。さらに全身に設置した51基ものアポジ・モーターの併用で、F91をもしのぐ機動性を発揮したとのことです。

17 37

AE社とCVではコンデンサーの技術を解析できなかったため、ヴェスバーは分離しての使用ができず、火力も劣ってしまいました。その一方、上下2基構成のセンサーを砲身に設置したことで、F91を上回る照準精度を獲得。結果的に信頼度の高い武器となりました。

22 39

一方、フィン・ノズルを同一方向に向かせて推力ベクトルをひとつにすると、圧倒的な加速性能を発揮できました。
機動性と加速性をひとつの推進機関でまかなえるのが、フィン・ノズルの強みだったわけです。

9 34

ようやくビギナ・ギナの話。
ビギナ・ギナはダギ・イルスを発展させた高機動試作機。ベルガシリーズの技術を導入しつつシェルフ・ノズルを改良したフィン・ノズルを搭載しました。ダギ・イルスと同様のカメラ・ゴーグルを装備するところに技術継承が窺われます。

15 49

たとえばデナン・ゾンは一般格闘用、デナン・ゲーは一撃離脱を前提に開発、ベルガ・ダラスやベルガ・ギロスは近接戦闘を主眼とする指揮官機、といった具合です。

17 52

明日からの更新では、そんなビギナ・ギナの基本性能や特殊機能、関連する機体やパイロット、開発経緯などにフォーカスしていきます。さらにマガジン後半の【メカニック・ジャーナル】では、「CVのMS開発」「コスモ・バビロニア建国戦争」を取り上げます。

16 50

『ガンダム・モビルスーツ・バイブル』第38号の先取り情報もこれにて終了。明日3/3(火)発売のマガジンでは、ここで取り上げた以上の情報と設定画、イラストが満載ですので、気になる方は書店でチェックしてみてください!

9 31

では明日の予告として「V(ヴィクトリー)計画」で掲載したイラストをちょい見せします。イラストレーターは射尾卓弥さん。
V計画から誕生したヴィクトリータイプの戦いを迫力の筆致で描いてくれました。ちなみに原画は見開きサイスなので、さらに迫力がありますよ!

39 99

ただしファラも戦死してしまったため、完成したザンスパインは帝国本国に残されたまま、表舞台に出ることはなかった、とのことです。

11 29

最後にザンスカール製ミノフスキー・ドライブ・ユニット搭載機の解説をしておきますね。タシロ・ヴァゴの密命によって建造された機体、ZMT-S37S ザンスパインです。

47 118

こうしてリガ・ミリティアは非変形タイプのガンイージと変形合体タイプのVガンダムという2タイプのMSを実戦投入。帝国との戦いに挑むことになりました。
なかでもVガンダムは「ガンダム伝説」の再来を期待し、フラッグシップ機としての活躍を期待されたのでした。

12 34

ここまで読んでもらってわかるように、つらいシーンも楽しいシーンもひとまとめにして、ウッソはバイタリティに溢れていています。詳細は本編やマガジンで確認してもらうと嬉しいです。
個人的には、このあたりの表情が何かを象徴していそうで好きだったりします。

14 47

また、ふたつのオプション装備を併用したV2アサルトバスターですが、第38号では最低限の情報しか載せてません。
それはなぜかといいますと、今後のマガジンでV2アサルトバスターの特集号を予定しているからです。何号になるかは未定ですが、こちらもお楽しみに!

12 58

V2ガンダムの【武装解説】の解説は以上。
ただしオプションパーツを装備した改修機、V2バスターとV2アサルトの解説が残ってますが、こちらは改めて解説します。なんといっても量が多いものですから。

20 45

ですので昨日予告した第38号_V2ガンダムの【武装解説】は改めて、明日アップします。
代わりに今日は第38号に掲載したイラストをちょい見せしちゃいます。イラストレーターは木下ともたけさん!
ちなみに原画は見開きサイズなので、さらに詳細に描きこまれてますよ。

42 133

V2ガンダムの【機体解析】はこんな感じですが、最後にひとつだけ。
北海横断中のホワイトアークでは釣りが行われることになり、スージーの想像で、クジラを釣るV2ガンダムの姿が描かれました。厳しい話が多い反面、ほのぼのするのも『Vガンダム』の魅力なのです。

19 71