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高校の女子を誘って告る、と計画した。家族にも、イヴは帰りが遅くなる、と宣言した。誘いの言葉にまさかのNO。恥ずかしく、こっそり幼なじみの部屋で過ごす。「彼女のどこが良かったの?」。優しくサバサバしてるとこ。「容姿じゃないのね」。俺は性格重視派なんだ。「だったら私でいいんじゃない?」
「イヴに内緒で一緒にいたい」。幼なじみがLINEを寄こす。あんた、家族にも「クラスの女子を誘うんだ」とイキってたでしょ。やだ、実は私が好きってこと? 私だって女子高生。心の準備が必要なのに。「そこを何とか」。……もう、仕方ないなあ❤ 「彼女に誘いを断られ、家にいるのが恥ずかしいんだ」
私も高画質サンプルいただいたので再度お知らせです!
「コミックビーム×ダ・ヴィンチストア」フェア、
『3組の幼なじみ』もまゆと周平の描き下ろしイラストで参加させていただきました!(初モノクロ仕上げな2人…!)
サイン本が当たる抽選券ももらえるらしいです(^人^) https://t.co/n6S24ET8Zy
「クリスマスのアリバイ作り?」。高校で幼なじみに訊き返される。少し前、先輩から聖夜のデートに誘われた。門限が厳しいんです、と答えを留保し、彼に尋ねる。「……別にいいけど」。ありがとう、と頭を下げてその場を立ち去る。拒まれるかと思ってた。自惚れだった。さよなら、淡く惹かれていた人。
高校の先輩に、幼なじみが口説かれた。気の置けない関係なのに、最近彼女が気になっている。「内緒の話があるんだけど」。2人きりの教室で、彼女が囁く。「クリスマス、あいている?」。先輩じゃなく、僕の予定を確かめるんだ。彼女も同じ想いでいてくれるのかな。「……アリバイ作り、頼めるかな?」
「あいつに優しくされたんだ!?」。先輩の幼なじみが驚いた。はい。先輩、実は凄く女心をわかってますよ。「……話があると昨夜言われた。貴女を好きって報告なんだね」。多分違うと思います。なるべく傷つかないよう、私は優しく拒まれました。想う相手がいるそうです。男心がわからない子だそうです。
「先輩とは幼なじみでしたよね?」。高校の後輩に尋ねられる。「好きな人、知ってますか?」。あいつ女心がわからないから、恋愛とは無縁だよ。「……私には優しくしてくれましたけど」。話がある、と昨夜彼に予告された。この子のことか。作り笑顔で私は思う。やっぱりあんたは女心がわかっていない。