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#SiO2序章 76.
怖いです空さんwwwww
厚顔無恥:厚かましく、恥知らずなさま。他人の迷惑などかまわずに、自分の都合や思惑だけで行動すること
「知識のひけらかし」は晶が個人的に感じた感想
彼女はそれを無教養故そう感じた、読み手の晶に問題があると指摘したいのだ
それは間違いじゃない
#SiO2序章 75.
言ってることはわからなくもないが
怖いです空さん
空の凄みとくさかっちの受け取り方は晶以上に相性最悪
空はその気はないハズなのに
くさかっちの中では彼女がマウントを取りに来たように感じてしまうのだ
やり過ぎた感
さすがにここまで振りきれば
イメージだとわかるかなぁ
#SiO2序章 73.
仲直りはしたい
でも謝りたくない
悪いのはあなた
ほんの少しのすれ違いと折れない自尊心
プライドの高い彼女は自分から謝罪することができない
相手からの謝罪の言葉を待っている
後ろから声を掛けてきてくれたのは
……あきら?
#SiO2序章 72.
同じ創作者として
晶に褒められたかった
認められたかった
普段「先生」と慕う姿勢を見せつつ
本当は対等な関係になりたかった
いつか自然と「あきらくん」と呼べるような関係
晶は既に対等な関係だと思っていて
先生呼びに違和感を覚えているのに
自ら大きな壁を作ってしまった…
#SiO2序章 70.
「たもとをわかつ」
行動を共にした人と離別すること
ここの言い回し本当に繊細で
晶とくさかっちの関係性を誤解させかねない単語は避けたい
「別れましょう」だと
まるでふたりの間に恋愛感情があったかのように感じる
ふたりは年頃の男女ですがそういう間柄じゃないんだよってことで
#SiO2序章 69.
無教養
趣味嗜好の相違
色々な理由で読めない作品はある
晶は「こんな小説読めない」じゃなく
「僕はキミの小説の読者にはなれない」という言い回しをする
作品を否定するのではなく
僕の修行不足で読むことができないと
気遣いやウソは言わない
相手を否定しない彼の優しさ
しかし
#SiO2序章 68.
くさかっち崩壊…!
晶は小説を読んでと頼まれ
素直な意見を述べただけにすぎないのだが
彼女にとっては自分も、作品も全否定されたような衝撃
とっさのことで正常な判断ができず
頭がまっしろになってしまう
今、彼女は目先の苦しみから逃れること以外
何も考えられなくなっている
#SiO2序章 67.
自身の知識を作品に活かすことはとても良い事
知識の多さ=表現の幅だからね
でもそれを読んだ人がどう感じるかはまた別の話
「僕は読めないけれど、好きに書けばいい」
晶からの意見はこれだけ
しかし彼女はショックのあまり
「ひどい事を言われた」と
受け取ってしまった……!
#SiO2序章 66.
珍しくちょっとおこなあきらくん
創作に関しては真面目にまともな意見を述べることもある
評価も読者もたくさん欲しいと言いながらも
読み手を選ぶ作品を書くくさかっち
彼女的には特殊性癖層に確実にウケるものを書き
確実な評価を得たいと狙ったものの
思ったほど伸びなかったのだ
#SiO2序章 65.
読み手の無教養を理由にしてしまった……(´・ω・`)
相性とタイミングが少し悪かっただけなのに
ふたりの価値観の共有が行われていない
晶は素直な感想を述べただけのつもりだが
くさかっちはどれだけショックを受けただろう(´・ω・`)
作品に対しての価値観はひとそれぞれ
#SiO2序章 63.
あきらくんの失態……
鼓舞するとは
大いに励まし奮い立たせること
しかし「鼓舞する」と聞いてすぐに
励ましてして欲しいのだと読み取れず
素直に自分が読んだ感想を述べてしまう
彼女の求めているものは尊敬する晶からの賞賛
承認欲求を満たして創作をする理由が欲しい
なのに……
#SiO2序章 61.
くさかっちはガチガチの文系女子
敢えて難しい言い回しを好み日本語に込められた細かなニュアンスを読み分けて
自身の作品に活かす字書き
だから作品内には日常生活では使わない言い回しが盛りだくさん
くさかっちの作風は
表現がめっちゃくちゃえげつない官能小説と思ってもらえたら…
#SiO2序章 60.
ぴちぴちサークル部室のこの雑然とした雰囲気は
皆がわちゃわちゃしている時には伝わらない
くさかっちがひとり静かに雑然とした部室にいる光景から
彼女の物悲しさ、寂しさみたいな空気を感じてもらえたらいいなぁ……
晶は昔から活字が苦手
でもくさかっちは晶からの賞賛が欲しい
#SiO2序章 59.
承認欲求の強い彼女は
自分を誰かに認めさせることで
自分の価値を感じて安心できる
その手段が創作
承認欲求は尊敬する人にほど大きい
他の誰にも認められなくても
あなたにだけ褒められたらそれでいい
そんな人がいる
くさかっちの承認欲求を満たせる人物こそ
先生と慕う晶だった
#SiO2序章 55.
自己評価主義のあきらくん
完全自己完結型創作者の彼は
作品の読み手のことも
作品を評価してくれる人も
自身のファンでさえも
「割とどうでもいい」
自己中心的で自分勝手
彼の作品を好意的に見てくれた人のことすら
彼の目には入らない
真っ直ぐでウソも言わないことが仇になる
#SiO2序章 54.
あきらくんの漫画はあくまで趣味の範囲
彼には別に仕事として目指している道があり
それは漫画ではなく、アニメーター
玻璃はガラス工芸を仕事にしているので
創作で生計を立てる苦労も知っている
晶のような自己評価主義では
創作で食べていくことはできないと
世のなか甘くない
#SiO2序章 53.
玻璃が左手に持ってるのは「ジャック」と呼ばれる火バサミ
こうやってガラスの口を拡げるのに使います
他にもガラスの下玉の首を絞ってくびれを作り
吹き棒から外すときにも使う
紙リンと並び、ガラス成型の要とも言える道具
どんなに逆境でも、天職
玻璃にとっては自分であることの証
#SiO2序章 52.
ガラスの世界は右利き
左利きの彼は器具や作業台、工房内の導線等
不利な環境を強いられてきた
取り立てて手先が器用でもなければ
センスが個性的で一般受けしづらい作品しか作れない
玻璃にとっては逆境ばかりのガラスの世界
それも彼は工芸家を天職だと信じて疑わない
夢を諦めない
#SiO2序章 51.
創作キャラだが玻璃自身もガラスを操る職人
創るということに関しては彼はプロ
創作に関して自己評価と相対評価だと
相対評価主義のほうが恐らく多数派
作品を作り販売を行う者として
「第三者から作品がどう見られているか」は大切
自己完結型は趣味の範囲でないと成立しないのだ