【二十三日目】

陽「休校延びるんだって。決定じゃないけど一ヶ月くらい」

倫「春休み再延長! ――という話ではないね」

陽「明日から屋上で体操をしよう! 倫はストレッチ担当相」

倫「午後からの登院でいい?」

陽「あさからー!」

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【二十一日目】

聖「あれ? それはどこかに運ぶんですか?」

祥「うん。寮だけじゃ食べきれないしね。校長のところへおすそ分けに」

聖「ああ、なるほど! お元気されてるといいですね」

祥「おばあちゃんだからな」

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倫「やらないよ……って、ふたりしてそんな瞳で! ああもう! 忘れちゃってるかもしんないからね? え~オランダ、ベルギー、フランス、ドイツ、スペイン、ノルウェー、スウェーデン、マルタ、イギリス、ルクセンブルク、台湾、カナダーー」

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【十九日目】

陽菜「えっと…そ、それは、ふ、ふたりでよく話し合って」

***

倫「え~もったいない」

***

文「外出が祥子さんだけだし、きっと聖夜子ちゃんの体を心配して」

***

↑ 実はみんなちゃっかり濃厚接触している

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【十七日目】

倫「陽菜がベールガールする予定だったんだっけ?」

陽「やらない! 和装! 白無垢!」

※ベールガール…ドレスの裾を持って花嫁の後ろについて歩く子ども

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倫「天使って風邪ひくのかな?」

聖「わたしはバカなのでひかないですよ」

倫(……バカなのかな? 天使なのかな?)

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【十日目】

「アーサーと遊んでもらって助かります」

「遊んでもらってるのは……陽菜さん?」

「大型犬と半日遊び続ける体力ってどんだけ……」

「あああ……お願いだから落ちないでよ~」

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【八日目】

「どこだっけ?」 「高いところ……ですね」 「えっえっ?(マズいこと聞いた!?)」

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【六日目】

「いいじゃん、誰か見てるわけじゃないし」「見てる!」

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【四日目】

いつも通りな誰かがいつも通りな今日を支えてる

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