昔々、生の神と死の神がいました。二柱の神は、まあ、それなりにうまくやっていました
ですが、死を恐れ始めた人々は、死の神を疎み否定し、世界から追放しました

で、いろいろあって、生の神様ウェシルちゃんは今、きみの隣にいるってわけ

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我が世界の救済への返礼として、力を貸してやることにした。ただ、この身は神ゆえな。そう気軽には使ってくれるなよ? 
……あー、やっぱりこの話し方、好きじゃないわね

気軽にウェシルちゃんって呼んでくれていいわよ?

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私は、生まれてすぐ、捨てられて、教団に拾われたの。でも、世界がタナトスに支配された時、教団の知り合いも、みんな死んで……。ウェシルへの信仰しか、なくなって……

「なのに、ウェシルにも捨てられていた、なんて……」

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使徒の中でも、私はウェシルのエナジーとの適応率が高いらしいです。だから、この身に宿ったウェシルの欠片からも力を引き出せる。

――その影響なんでしょうか、私が未だに、ウェシルのことを、信じてしまうのは

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ネチェル「I氏ー、アイス買ってー♪」
ナナイ「あなたがいないとウェシル様の信仰を取り戻すこともままならないわ」
???「さぁ、今こそお前の輝きを見せてくれよ!」

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こんなの、知らない……私の知らない、ウェシル様以外の、ぬくもり……
ウェシル様の使徒である私が、こんなに浅ましく、快楽に溺れる、なんて……

「……こんなの、知らなくて、よかったのに」

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