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【Scene02:本物か偽物か】
「俺が【黒団服】かどうか――言葉だけじゃあ、あんたらは信じられないだろ?」
「証書をもらって来た。これがある限り俺は【刀の男】だ」#スチームたぬき刀の男
【Scene01:刀の男・蒸気蠢く路地裏にて】
「嘘…あなたは“黒団服”?それとも...!」
「信じられない、て顔だ…が、当たり前か。なら、あの時みたいに一戦交えてみるか?乱」#スチームたぬき刀の男
「陸奥さん、ここから手分けしようか。僕はこっちの路地で」
「そうやにゃあ。乱、そこまでがやないがこの辺は“裏”街やき。よおよお気を付けて…」
「ありがと!でも僕、こういうところは慣れてるから、ご心配なく」
#スチームたぬき_刀の男
黒の団服。仮面の男。
「敵か味方か」と友が問う。
燃える瞳が語る真実。
嗤う刃が吼える渇望。
我は剛刀【鋼の獣】――この【刀】がある限り。
#スチームたぬき
あの人は言った。「夢の果てを見に行こう」
あの刀は言った。「これは刀(お前)が夢を見た罰だ」
胸に燻る炎で煙草を食んだ。
この炎を、
この想いを、消さぬように、と。
#スチームたぬき