おはようございます。

「サマーバケーション」8/30

我輩に朗報が飛び込んできた。
これも日頃の行いだろう。何と八房からの申し出。ありがたいにゃ。

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おはようございます。

「サマーバケーション」2/30

我輩は退屈していた。
「ガット、暇だにゃ」
「暇は良いことではありませんか? この国が平和という証明になります」

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おはようございます。

「僕の誓い」27/29

思わず怒りが込み上げてきた。
勢い任せに王冠と杖を床に投げつけた。
音がしたものだから慌てて駆けつける先生。ドカドカと足音がする。おそらく鬼の教頭ガープ先生。
「誰だ。休みの日に教室にいる奴は?」

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おはようございます。

「僕の誓い」15/29

顔が青ざめ、体調を崩した僕。バタリと席から倒れ、気づいた時には保健室のベッドの上だった。
「……気がついたのね。よかったわ」
目に写ったのはサルース先生。

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おはようございます。

「僕の誓い」1/29

やっと僕達の季節がやってきた。ウキウキする。楽しくって鼻歌が止まらない。
気分は上々。

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おはようございます。

「最終戦争の訪れ」17/30

非力な俺達が相棒達と一緒に戦えるには、これしか方法がない。出力を下げれば解決するのだろうが、足手まといとなることは間違いない。

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おはようございます。


「最終戦争の訪れ」7/30

アルキメデスは、ヘカトンケイルの構造を理解し、空間移動のカラクリを暴いてみせた。

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おはようございます。

「最終戦争の訪れ」6/30

これは仲間には内緒にしていることだが、そのためのマシンを開発していた。戦闘力の低さをカバーするマシン。相棒が拾ってきたガラクタを改良した。アルキメデスはそれを分解。毎日修理と改良を行っていた。

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おはようございます。

「誕生。takefive」24/29

警備員に追われ、ラドラは逃げていた。
「まったく、しつこいなぁ。…しつこい男は嫌われるよ。これでも食らっておきな」
振り向きざま、複数の玉を投げて煙幕を張った。ラドラは作戦通りの行動だったかもしれない。

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おはようございます。

「誕生。takefive」19/29

遠くの方で、知っている声が聞こえた。ベルゼブブのヤツだ。
(…隣にいるのはヤツの相棒か?)
俺の耳が話し声を捉えていた。耳がピクピクと動く。

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おはようございます。

「誕生。takefive」18/29

「…さけもってこーい。まらまらいけるのらー」
ピンク色に頬を染め、衣服も乱れている女性。俺は、胸に目がいった。役得。豊満な熟れた果実。艶かしい姿。酔った彼女を口説き落とすなんて朝飯前。ラドラを恨んだ。

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おはようございます。

「誕生。takefive」14/29

「桜の舞う季節。
天女の裸婦画をいただきに参上。
― 怪盗ラドラ ―」

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おはようございます。

「誕生。takefive」7/29

少女の悲鳴を聞いて、ウサギちゃん達が駆けつける。剣を構え、三本の剣が目の前。鼻先に向けられていた。流石に、この状況はマズイ。身動きが取れなかった。

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おはようございます。

「誕生。takefive」6/29

「キ、キャー」
俺と目が合った途端、少女は悲鳴をあげた。
彼女の方からぶつかってきたのに、この扱い。
(今回も何だか悪い予感がする…)

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おはようございます。

「誕生。takefive」5/29

少女が目を覚ます。
「…いったーい。グスン。ウサギちゃん達、どこー?」
彼女は俺の腹に座ったまま、跨いでいた。馬乗りの状態。

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おはようございます。

「誕生。takefive」4/29

頭を二、三度振り、目の前を見た。驚きの光景。ウサギ耳の少女が胸の上に覆い被さっていた。役得。…いや、こんなところを見られたら、またロリコンと言われてしまう。

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おはようございます。

「誕生。takefive」3/29

彼女を知ったのは、屋敷でバッタリと出くわしたことだった。依頼人である彼女の父親から、招かれて打ち合わせをする日のことだった。
「ウサギちゃん達、待ってー」
どこからか少女の声。近づく足音。
歩いていた廊下の曲がり角で衝突。

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おはようございます。

「誕生。takefive」2/29

依頼人に頼まれて、屋敷の近くにある公園で、待機中という訳だ。
この屋敷に住むのは、長耳族の長。一人娘、メイド達が、そこで暮らしている。
一人娘の名前は、ラニ。三匹のウサギが秘書のように、くっついていた。

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おはようございます。

「誕生。takefive」1/29

俺は夜桜を楽しんでいた。灯りに照らされたピンク色の花びら。並々といれたお酒。枡の中にヒラヒラと舞い落ちる花びら。桜が咲いている今だけの風情。年に一週間だけの楽しみだ。
俺の名前は、リエット。風情を理解する男。

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おはようございます。

「懲りない者」28/30

スヤスヤと眠るエクローシア。
「オーイ、姉ちゃん。起きろー」
「か、風邪引きますよ」
アムルガルとチロムガルが心配そうにエクローシアを起こそうと呼びかけた。

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