夜の電車に乗っている。窓を見ると景色は何もなく真っ黒。そこに自分の顔が映っていたが、白目を向いて涎を垂れ流した苦悶の表情だった。
戦慄しているといつから座っていたのか隣のサラリーマンの男が
「あー、それ、あなたが死ぬ瞬間の顔ですよ」
と言った。夜の電車がガタンと揺れた‥。

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2019-06-23

日々のマンネリ化を打破する為に逆向きに生活する事にした。
服を逆にして背中を前に。後ろ歩きで移動する。周りは奇異の目で見るけど何だか気分が良い。道端で背中越しに呼び止められた。声は町内会長さん。
「おめでとう。はれて貴方は裏世界の住人です」
パスポートを手渡された‥‥。

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2019-06-03