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教えられた快楽。それが何を意味するのか、自分には分からなかった。
一つだけ確かなのは、
時間をかけて緩やかに注がれ続けたそれは、猛毒だったということ─
俺は、彼に逆らえない。彼の声がこの身を縛る。
【箱庭の住人達─甘い毒(仮)─】
腰の奥から這い上がる得体の知れない感覚に恐怖する。
一番怖いのは、恐怖の底にある快楽を貪る自分の体。
苦痛を、嬉々と受け入れる体が許せない。
性の無い生き物になりたい。自分の存在が、これ程までに辛い─。
【箱庭の住人達─汚泥の畔─】