※日本語ver
息を吐くのさえ憚られた。足元から視界の先まで、地面を埋め尽くす純白の花は、青月の銀光を受けて仄かに光っていた。足が動かなかったのは、きっと、ここは自分が、人が立ち入っていい場所じゃないことを理解してしまったからだ。

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※日本語ver
雨上がりの水溜まりに花が咲く。赤、青、黄色、鮮やかな彩花が青空を映し出す水鏡から夢のように咲きこぼれる。私はそれをじっと見る。灰色の空気で淀んだ世界に、血のように真っ赤な傘を差しながら。ただ、じっと見るしかない。

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※英訳ver
雨上がりの水溜まりに花が咲く。赤、青、黄色、鮮やかな彩花が青空を映し出す水鏡から夢のように咲きこぼれる。私はそれをじっと見る。灰色の空気で淀んだ世界に、血のように真っ赤な傘を差しながら。ただ、じっと見るしかない。

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ちょっと女装が恥ずかしく思うようになってきた年頃……っぽい雰囲気が出てる。

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※日本語ver
彼女たちは完璧な双子だった。艶やかな黒髪の長さから、弾むような楽しげな声、制服のスカートから覗く素足の肌の白さ、悪戯っぽく笑ったときのえくぼの位置まで、何もかもが完璧に同じだ。ただ……片方が男であることを除けば。

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思いのほか綺麗に作画してくれて、調子に乗って描かせ過ぎたんで連投します。

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※英訳ver
彼女たちは完璧な双子だった。艶やかな黒髪の長さから、弾むような楽しげな声、制服のスカートから覗く素足の肌の白さ、悪戯っぽく笑ったときのえくぼの位置まで、何もかもが完璧に同じだ。ただ……片方が男であることを除けば。

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