「俺の足の方が好きだよね?大将」
「何言ってんだよ、俺だろ大将」

っていうふともも

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俺の足音に気付いたのか、ずっと海に向けられていたその顔が、ゆっくりとこちらを向く。

 角度的にも幾分逆光が緩み、金色に見えていた髪が実はもう少し落ち着いた色味であることを認識した。

 甘めの目元が俺の姿をとらえる。

 亜麻色の髪が、強い海風にさらわれて、頬の上に散らばった。

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【抹本】外かぁ……俺の足じゃ追いつけないなぁ…。

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今日は隙を見てオランジュリー美術館に行って来たのだ。メトロはもう俺の足にしたぜ。

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「俺の足の裏のホクロ、見るか?」
ですって!!! そりゃあ見ますとも!!!!!!!

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