# サイレンと犀 楽詩 fillygumbo vintagekitchen nationalbeerday

ともだちはみんな雑巾ぼくだけが父の肌着で窓を拭いてる ／岡野大嗣

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2016-06-18

そうだとは知らずに乗った地下鉄が外へ出てゆく瞬間がすき ／岡野大嗣

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2016-06-17

This video has been deleted. そのようにメダカの絶えた水槽を見る ／岡野大嗣

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2016-06-16

ふりしきる雨の調べを啼鳥(ていちょう)の替はりに聞ひた淡青(たんせい)の球 ／
東風めかり

優しさを透かしてあをい紫陽花の雨をよろこび揺れる花毬(はなまり)／とがし ゆみこ

イラスト：Sasasuke
Ⅵ

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2016-06-13

限りなく豆腐に近い脳みそに醤油をかけたような憂鬱 ／岡野大嗣

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2016-06-07

きみという葡萄畑の夕暮れにたった一人の農夫でいたい ／岡野大嗣

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2016-06-06

ねむるように死にたい布団職人がその目的で仕立てる布団 ／岡野大嗣

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2016-06-03

叫んだら僕から何が出るのかを確かめに行くひとりカラオケ ／岡野大嗣

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2016-06-02

ゆぶね、って名前の柴を飼っていたお風呂屋さんとゆぶねさよなら ／岡野大嗣

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2016-05-25

Nujabesで耳をふさげば掃きだめの夜もワンオクターブ明るむ ／岡野大嗣

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2016-05-20

えっ、七時なのにこんなに明るいの？　うん、と七時が答えれば夏 ／岡野大嗣

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2016-05-13

においから先に世界に立ちこめてそれから雨が降るときは夜 ／岡野大嗣

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2016-05-11

運転に支障は無くて何年も放置している心の異音 ／岡野大嗣

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2016-05-09

吹かれれば二度と元には戻らずに済むとんこつの粉になりたい ／岡野大嗣

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2016-05-08

祝日の午後の宙ぶらりんに来て無駄に綺麗に切る足の爪 ／岡野大嗣

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2016-05-05

僕だけの秘密にしてる神様の誤植が僕のなかにあること ／岡野大嗣

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2016-05-03

校区から信号ひとつはなれればいつも飴色だった夕焼け ／岡野大嗣

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2016-04-10

Victorian Silver Plated EPNS Tankard Silver Tankard Silver Cup … https://t.co/3nMUqygENu

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2016-04-10

Beer Tankards
Vincent van Gogh (1885)

88 110
2016-04-08

もうそんなに薬を飲むのはやめなさい
こんなしづかな星たちの夜に/中山明

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2016-04-06