柑子色 こうじいろ


155色め。ミカンの一種の柑子の実の皮のような、淡く明るい橙色。室町ごろから見られた古い色で、クチナシとベニバナで染色したそう。コウジは8世紀ごろに中国から渡ってきたらしい。温州みかんより寒さに強い分、酸味が強いみたい。

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纁 そひ


154色め。アカネの根と灰汁で染められた淡い赤褐色。奈良時代の冠位十二階では、真ん中あたりの6番目のいろ。昔そびと呼ばれていたカワセミのお腹の羽の色からついた名前のようです。

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花色 はないろ


152色。古くからの青いろ、花色。藍染が青の染めの主流になるまで、奈良時代の昔から青は露草の で染めていました。小さな花びらを集めて。

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苗色 なえいろ


147色。稲の苗のような、明るい緑色。平安時代から夏の色として使われていたそう。お米が主食の日本人ならではの色表現。

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空色 そらいろ


145色め。晴れの日の空の、少し紫みのある淡い青色。今は光の波長の関係と分かっているけれど、昔の人は空が青いことをどう捉えていたのだろう。そしてこれからの秋の空は、雲とのコントラストが楽しくなりますね。

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柿色 かきいろ


143色め。柿の実のような鮮やかな橙色。柿色は染め方やモチーフにより何種類かあるようです。こちらは渋柿のいろ。知らなかったんですが"カキ"というのは果実の方を指す言葉で、木の正式な種名は"カキノキ"。いや…カキでええやん。牡蠣🦪があるから?

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曙色 あけぼのいろ


142色め。太陽の登る明け方の空の、朝焼けのような淡いピンク色。なので日本中にある曙町は、中心地から東にあることが多い。江戸時代には紅いろと白をぼやかして染める、曙染が流行したそうですよ。

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竜胆色 りんどういろ


141色め。その名の通りリンドウの花のような、淡い青紫色。代表的な秋の花として古くから親しまれており、平安時代から重ねの式目として使われていた色名。

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熨斗目色 のしめいろ


140色め。江戸時代の武士が小袖に使った練貫という絹織物の呼称が熨斗目。その熨斗目の地染めは藍染であることが多く、こういった少し浅めの青色を熨斗目色と呼ぶようになったそうです。

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深碧 しんぺき


138色め。緑色の碧玉のような、深いみどり色。碧玉とは不純物の混ざった石英のことで、その成分によって赤や緑や黄色やらがあるらしい。その緑の色。鉱物もハマったら奥深そう。

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元旦、目標の一つ

「江戸文様・伝統色」
(昨年途中挫折)

後、3か月余り
順調に進んでいるので
今年は達成できそう。

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夏虫色 なつむしいろ


135色め。夏の虫…蝉または青蛾のいろとある。ははぁ…セミが羽化した直後のあの色と、田舎行くといるあのどデカい蛾の色ですね。確かに夏らしい色ではあります。虫苦手なので写真は貼りませんが笑

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浅葱色 あさぎいろ


133色め。緑みの強い薄い藍色。タデアイで染める藍染の染め色のひとつで、その名の通りネギの葉にちなんだいろ。藍染の色は本当にたくさんあるけれどー浅葱色といえばアレです。新撰組の羽織のダンダラの色ですね。

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小麦色 こむぎいろ


131色め。小麦の実のような、少しだけ淡く赤みのある黄色。世界で一番作られている穀物、小麦。弥生時代には日本でも作られていたけれど、水が豊富な日本では米が食用として選択された。そのため色名としては英名のWheatの訳として近代に使われるように。

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桃色 ももいろ


130色め。赤と白をほどよく混ぜた、一般的なピンク色。奈良時代の昔は本当に桃の花で染めた色々を指して桃花褐(ももそめ)としていた。モモは実もピンク🍑花もピンク🌸皆さんこの夏にモモは食べましたか?わたしは食べました笑

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二藍 ふたあい


129色め。紅花の赤色と藍染の青色の二度染めによってできる紫色。色名というか、染め方とも言える。紫色は原料のムラサキ草が貴重なため太古からとても高価。なら混ぜて作ってしまえば良いよねという発想。

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桔梗色 ききょういろ


128色め。桔梗の花のような、少し紫みを帯びた青色。桔梗という名前は平安時代から使われだしたけれど、そのまえの古い名前はあさがおだったそう。今年の大河の明智光秀のとこの家紋は桔梗。知らなかったけど絶滅危惧種なのね…😓

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薔薇色 ばらいろ


127色め。赤系の薔薇の花のような、鮮やかな紅色。別名そうびいろ、しゅうびしょく。バラはチベットや中国の雲南省、ミャンマーあたりが原産で、そこから世界中に広がった。南半球では自生しないそうだ。薔薇色の日々と云われるように幸福のいろ。イエモン笑

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薄緑 うすみどり


126色め。その名の通り薄く淡い緑色。清和源氏が継承した名刀の名前も薄緑。源義経が刀身に映る春の緑にちなんで薄緑と命名したんだとか。

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【新着記事】そろそろ梅雨明けという7月末、素敵な夏のご挨拶が届きました。京都在住・着物美人画イラストが人気のイラストレーター、辻ヒロミさんの連載コラム新作です

恋する日本の伝統色 第4回「甕覗」(かめのぞき)
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