//=time() ?>
朝焼けのさす客室で兄が微睡む。知らぬ間に異性と見てた。成人し、想いを抑えきれず、温泉宿に兄を誘う。昨夜並んだ布団で目を閉じた。覚悟を決めたはずなのに、体の震えが止まらない。「お早う」と兄が呟く。私はそっと涙を拭う。これでいい。男女にならなかったからこそ永遠だ。お早う、お兄ちゃん。
「あら、お若いご夫婦」。温泉宿で女将が微笑む。宿帳に2人並んで氏名を書いた。山奥の一軒宿は連休中でも静謐だ。「家族風呂もありますよ」と薦められ、頬を染めた彼女が俯く。前はしょっちゅう一緒に入った。どうしよう、と僕は尋ねる。同姓の彼女が囁く。「まだ進んでいいか迷ってる、お兄ちゃん」
GWイベント合わせのシュヴァルグラン本の新刊サンプルと告知になります!
https://t.co/bnSDTsldLt
いつもお世話になっているトレーナーさんに何か恩返しをしたいシュヴァルグラン。恩返しは…想定外の温泉旅行!?嬉し恥ずかしと思いきや、なんか雲行が怪しい?というトレウマラブコメです!(1/2)