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【「どうぶつかいぎ展」28/100】
ケストナーとトリアー
生き延びた作家
終戦を迎えたとき、ケストナーはナチスに迎合することなくドイツで生き延びたほぼ唯一の作家でした。
だけど、多くを失いました。家を、故郷を、作家としての12年を。だからこそ、ケストナーはすぐにペンをとりました。
【「どうぶつかいぎ展」26/100】
ケストナーとトリアー
絶望の淵で
戦争が激化する中、ケストナーは何もできない自分に絶望していました。でも、このときこそ彼の作品は読まれていたのです。戦場の兵士、ゲットーのユダヤ人、レジスタンス。ひっそりと書き写された言葉が、その良心に語りかけました。
【「どうぶつかいぎ展」20/100】
ケストナーとトリアー
離れていても
トリアーの亡命後も、二人は連絡を取り合いました。
ベルリンでヒリヒリした生活を送っていたケストナーを誘いだし、ドイツとオーストリアの国境近くでこっそり会ったことも! どんな圧力にも、絆が切れることはありませんでした。
【「どうぶつかいぎ展」19/100】
第1幕 まったく、人間どもったら!
北アフリカのチャド湖のほとり。
ゾウ、ライオン、キリンの3匹はかんかんに怒っていました。なぜなら人間たちがいつまでたっても戦争をやめないから。
「子どもたちのために、なにかしなくちゃ!」。物語はこうして幕を開けます。
【「どうぶつかいぎ展」15/100】
プロローグ
「ケストナーとトリアー 動物会議ができるまで」
ヨシタケシンスケ(絵本作家)
作者2人の関係と作品執筆の経緯をイメージしていただくことが目的です。
50年以上昔の外国のお話とメッセージを、現在の我々の日常とつなげられればいいなと考えました。
【「どうぶつかいぎ展」13/100】
いつも心にユーモアを
ケストナーとトリアーがコンビを組んでまもなく、ナチス政権が誕生します。暗い時代の只中で、二人は愉快な作品をつくり続けました。ほっこりする笑いから切れ味鋭い皮肉まで。
人々の心を支え、世の中を救うのは、ユーモアだと信じていました。
【「どうぶつかいぎ展」12/100】
言葉と絵の関係
名コンビの第1作は『エーミールと探偵たち』。
詩や劇評で活躍していたケストナーにとって、初の子ども向け作品でした。
ケストナーのきびきびとした語り口に、トリアーのふくよかな線。確かな信頼関係で結ばれた言葉と絵が、読み手の心を開きます。
【「どうぶつかいぎ展」10/100】
二人は名コンビ
ケストナーとトリアーは名コンビと呼ばれ、一緒にたくさんの本をつくりました。年は9コ違うし、貧しい家庭で育った優等生ケストナーと裕福な家庭で朗らかに育ったトリアーはまるで正反対。だけど、不思議なものです。二人は最初から息ぴったりでした。
【「どうぶつかいぎ展」9/100】
トリアーって誰?
絵本『動物会議』の挿絵はヴァルター・トリアー。チェコに生まれ、ドイツで開花。イギリスで活躍してカナダへ移りました。もしかして引っ越し魔? いいえ、ユダヤ人のトリアーは生きるために転々としながら、絵の世界にしっかと根を下ろした人でした。
PLAY! MUSEUMの
2022年のラインナップ
すごすぎません?
どうぶつかいぎ展
2月5日〜4月10日
コジコジ万博
4月23日〜7月10日
クマのプーさん展
7月16日〜10月2日
junaida展
10月8日〜2023年1月15日
【発表!】
2022年の展覧会ラインナップをお知らせします!
見逃せない展示ばかり👏
「柚木沙弥郎 life・LIFE」開催中ー1/30㊐
「どうぶつかいぎ展」2/5㊏―4/10㊐
「コジコジ万博」4/23㊏―7/10㊐
「クマのプーさん」展 7/16㊏―10/2㊐
「junaida」展(仮題)10/8㊏―23/1/15㊐
https://t.co/98pb5dAI6z
【「どうぶつかいぎ展」2/100】
かわいい動物が主人公の絵本展です
ゾウ、キリン、ライオン、その他たくさんのかわいらしい動物たちが名作絵本『動物会議』の主人公。
挿絵画家は、作者ケストナーと数多くの名作を生み出したヴァルター・トリアー。
カナダからやってきた複製原画をお楽しみください。
【「どうぶつかいぎ展」2/5㊏ー4/10㊐】
見どころ②
挿絵画家ヴァルター・トリアーの原画(複製)
チェコ生まれのトリアーは『エーミールと探偵たち』『飛ぶ教室』などケストナー作品の挿画を担当。第二次大戦を機にイギリスに亡命し移住先のカナダで動物会議を描きました。
https://t.co/bGkDX2hR8I