「なるべく恐怖心を与えないように努めているつもりなんだが、うまくいかないんだ。私が危害を加えるつもりがないことを理解してくれたらいいんだが……」「……」

12 45


「私は体が他人より大きいから……子供の目にはより大きく、恐ろしい存在として映るみたいなんだ……彼らの間には『捕まると図書館の秘密の部屋に連れて行かれて閉じ込められる』なんて噂があるぐらいだ……」

14 48


「さっきはごめん、驚かせるつもりはなくて、ただキミを……」「ウィ、ウィ、ウィ……」「……一旦座ってもらっていいですか?」

12 53


「あの子、介抱してあげて……」「わーっ!!ノーラ!!」

9 51


「逃げないんだ」「……え?」

8 40


「ウィッ「図書館では……お静かに」

12 49


「ノーラ、図書館では静かに……ってどうしたの!?」

10 43


「わからないなら連れてく、今そっちへ行く、だから……」

11 40


「あのー……"飛空船貿易の起こり"って本、あるかわかるかしら?」「J列001番棚3段目右から12番目に」「……え?」

11 37


「大丈夫かなぁ……見られてない?もし知り合いに会ったりしたらなんか言われそう……」「気にしすぎよ!それに今日行くのは図書館だから、静かで人も少ないわ。ウィルが注目されないのはちょっと残念だけど……」「……なにか言った?」

10 48


「あら……」「ほら!もう変なのわかったでしょ!返してよ……」

13 47


「どうしたの?そんなに帽子目深に被って……」「いや、なんでもないんだけどね……ハハ」

10 38