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「うわああああ! ユー、こら、もっとゆっくり! 聞いてるのか!」
「聞いてないよー。だって魚だし」
「あ゛ーーーーーー!!!」
#GLT版深夜の真剣お絵描き60分一本勝負
「めでたしめでたし!」
「ふふ。何だそりゃ。…ふふっ」
「ははは! あははははっ! …ねえ、これからどうする?」
「はははははっ! …そうだなあ、
これから――」
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「ちーちゃん、待って。この扉はやめよう」
「ん…珍しいな。こういうの進みたがるのはいつもユーなのに」
「なんか嫌な感じがする。お願い」
「…分かった。ユーの勘は時々当たるから」
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「人以外の生き物に出会うのは初めてなのですか?」
「そうだね。だから…あんなユーも初めて見るかもしれない」
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「そうか…これが『塔内部に組み込まれている』本来の昇降機…」
「メチャクチャ広いね。千人くらい乗れそう」
「かつて数多の人や機械を運んだ昇降機です。その稼動も今日が最後になるでしょう。――参りましょう」
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「これは…『動物』ってやつだよな。機械仕掛けの模造品だけど…」
「ウマソウ…」
「食べるなよ…何にせよ、やっぱりお前は『ねこ』ではなさそうだ」
「ヌコハヌコ」
「分かった分かった。あとで銃弾やるからな」
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「ここから見える景色も、昔は賑やかだったんだろうなあ…」
「綺麗だね、町灯り」
「言うほど光ってないだろ。…でもまあ、綺麗かな」
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私の命の残り全てを、この子らのために使い果たすと決めた。
この窓の外にどんなに現実が待ち構えていようとも、
いつか私に拾われて幸運だったと思えるように。
生きるのは最高だったと笑えるように。
二人に幸あれ。
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