「まどか、きもいよ」と口井章に言われてシュンとなっている今野円の横で牧田スガは中華まんを食べながらご満悦だ。「オイシイデスカ?」Iー836が聞いてきたのでスガは少し千切ってあげてみた。「セイブンハ コムギコ デスネ」

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遅ればせながら、あけましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いします^^ 絵は爪でわかるSM診断をしている牧田くんと瀬尾くんです

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午後の食べ歩きは『純喫茶ゼ・ミナール』から始める牧田スガの休日。カランカランとドアのベルが鳴る。年の頃はスガと同じぐらいの華奢な女子が入ってきて「ナポリタン、ソーセージ多めで」と注文した。スガはこやつできると思った。

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「昨日はケーキ食べたょ」今野円は嬉しそうに話した。「私も食べたよ」と言って牧田スガは手をチョキにして二つと続けた。「スガリン二種類食べたのぉ?」と円が聞くと「2ホール」とスガは答えた。「デコレーションケーキの魅力ぅ」

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「もう十二月だねぇ」赤や黄色に彩られた地面を見ながら今野円はしみじみした。「大分冷え込んできたね」口井章は両手を口に当ててはぁっと息を吹きかける。「鍋の美味しい季節だね」と言うと、牧田スガは中華まんを口に放り込んだ。

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「酉の市で見世物も見たんだょ」今野円の興奮は収まらない。「へぇーどんうだった?」口井章も少し気になった。「えーとぉ、蛇食べてたょ」「うぇぇ」蛇は食べられると牧田スガが言ったので、蛇を食べるスガしか思い浮かばなかった。

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牧田スガは小さい缶を両手で持って口に運んだ。美味しそうな顔をするので今野円は我慢できずに「スガリン、ちょっと飲ませてぇ」と言うと無言で渡されたのでゴクと飲むと微妙な顔をした。「砂糖水だといってもよいような飲料ですぅ」

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牧田スガが蛇を放り投げたことで人集りからは歓声と悲鳴が二分して上がった。口井章はどちらかというと後者だった。「スガリン、よく蛇なんか触れるね。蜘蛛はあんなにダメなのに」「え? 蛇は食べられるよ」とスガは自然に答えた。

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蛇を見て口井章は悲鳴こそあげなかったもののとても厭そうな顔をした。足取りも少し重い。「まどか、戻って来なよ」今野円が人集りに揉まれている横を牧田スガは上手くすり抜け蛇の前に行くと尾をむんずと掴んでー近くの茂みに投げた。#えんすけっ!

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きゃーと悲鳴をあげて牧田スガは口井章の後ろに隠れて肩を震わせている。「スガリン、どうしたのぉ」今野円が心配そうに声をかけた。スガは真っ青な顔で地面を指差して「く…蜘蛛」と言うと同時にそれをI-836がパンっと潰した。

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「寒くなってきたねぇ」「紅葉狩りの季節ももうすぐだね」「また行きたいねぇ。スガリンも行くぅ?」今野円と口井章がそんな会話をしている隣で牧田スガはパンをもぐもぐと食べながら「紅葉狩りは食べられないからいいや」と答えた。

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「スガリン何食べてるのぉ?」牧田スガが鞄からパンを取り出して頬張るのを今野円は見逃さなかった。「はほひはんのはんあお」「ぬらりひょん?」殆ど聞き取れない。スガはごくんと飲み込むと「ナポリタンのパンだよ」と言い直した。

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牧田さんで色塗り練習

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宮野と牧田さんを真剣に書いたやつあった。どろわーで

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「ビシャが憑くぅ〜♪」と歌っている今野円は青い。一緒に歩いている牧田スガはお茶のような緑だ。「スガリン、そのあまがっぱ可愛いね」スガはニコっと笑顔で「これ、チャブクロの新作」と言った。胸もとには白い目が描かれていた。

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「あつい〜」と言いながら牧田スガはアイスを咥えて出てきた。「スガリン、それぇ」今野円は素っ頓狂な声をあげた。「アイスだよ」いやそれはわかるけど。すぐに食べ終わって名残惜しそうに棒を咥えていたら日野寿に呼び止められた。

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「まどか、それ食べないの?」牧田スガは今野円の皿の海老フライを指差した。「まどか海老フライ好きだから取っておいたんだょ。スガリンにはあげないよぉ」眉毛をハの字にして円は言った。「ちぇーっ! 好きなの先に食べないんだ」

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「まどか、セミいたよ」牧田スガが指差した先はは今野円の視線より大分低い。「わぁ、いたぁ! スガリン、ありがとぉ」円がぴょんぴょん跳ねたのでセミは飛んでいった。「セミと言えば、中国とかでは唐揚げにして食べるんだよね」

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「児泣き婆はカボチャだから食べられる」牧田スガは一口チョコを口に頬張りながらブツブツ言っている。「スガリン、どうしたのぉ?」今野円が聞くと「食べられる妖怪について考えてたの」と答えてスガはもう一つチョコを口に入れた。

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「まどかの話、ちょっとうす気味悪かったからね」牧田スガはナポリタンを啜りながら言った。「そんなことないよぉ。あきちゅわぁん、そんなことないよねぇ」今野円はすがるように口井章に泣きついた。「あぁ。まどか、きもいからね」

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