軍用人型歩行兵器,通称シンカライ(Sync Ally).終末事変で多くの生産拠点が失われたが,その後技術者たちにより復旧された設備も存在する.

特にニュー北京近郊は無数の工場や工房が立ち並んでおり,夏底を行く旅人なら,まずここで護身具を揃えることが推奨されるだろう.

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終末事変の後ユーラシア大陸中央部から北極圏にかけて広大な異常領域が顕現した.
「新世界」と呼ばれるそこには奇怪な生物,気候,地形が広がっており,異様な文明の痕跡も見受けられる.

ヒマラヤ山脈を超えて定期的に調査隊が向かうが,謎は尚多く残されている.

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「7番機,シグナルロスト
 領域調査班の損耗率が拡大しています」

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こういうロボデザインがいっちゃん好きかも

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「星紡ぎ」

夏底の終わった世界は,誰もが見たいものを見る.
旅人は夢を
科学者は可能性を
盲信者は神を
狩人は天使の足跡を
黄昏た者は過去を
諦めた者は衰退を

「星紡ぎ」は
こんな世界において
ただ純粋に「視る」者たちだ.

干渉せず,しかし優しく.
きっと貴方の旅路も.

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イカロスの飛行ユニットは所属チームごとに千差万別だったが,根本的な共通設計方針のひとつに「装着時の美しさ」があったことは,半ば冗談めいた真実だ.

航空工学や飛行力学,制御理論,果ては反重力推進機構まで盛り込んだ最新鋭技術の塊に,しかし確かに,祈りのように.

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「次のレース?
 もちろん楽しみ!
 どこまで飛べるかわからないけど…
 やってみせるよ,何度でも!」

—— イカロス サマーシンク10
   空中爆発事故からの奇跡の生還を3度経験済

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バトラー型シンカロン
近接戦闘特化タイプ

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多腕型シンカロン

様々な特殊用途の為の追加腕部を有した作業用シンカロン
身体拡張の概念は後に人類にも取り入れられ,いつしか人とシンカロンの見た目の差異は殆ど存在しなくなっていった

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汎用人型アンドロイド,通称シンカロン(Think alone)
富裕層向けハイエンド型 バトラータイプ


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「人体寄生性菌類」
人に寄生する菌類.感染しても抗生物質の投与により,軽い気管支炎程度で完治するのがほとんどであるが,ごく稀に重症化する.そうした患者は例外なく,頭部から巨大なキノコを生やし,自我の変質が認められた.

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残留響

夏底の世界は一見平和で、どこまで緩やかに穏やかに,少しずつ朽ちていく世界だが,ひとつ暗がりに足を踏み入れれば,まだ鳴り止まない終末の残響が息を潜めてあなたを見ている.

世界を終わらせた元凶.その残響.
ゆめゆめ気をつけると良い.
秘蹟は夜にしか起きない.

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イカロス:ミッドナイト

優秀なイカロスを多数有した強豪チーム「フォワード・オントゥ・トワイライト」.
その名声を確固たるものとしたイカロスであり,史上初の「luminal speedを1シーズン完走した機体」である.
彼女の軌跡に惹かれ,多くの後進が空に上がり,消えていった.

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バトラー型シンカロンの火力は止まるところを知らず,規制も法整備も置き去りにして開発競争はヒートアップしていった.

世界が滅ぶ直前までそれは続いており,世の中に出回らなかった狂気の沙汰とも言えるシンカロン用携帯装備は数知れない.

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