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#そんなうちのカルデア
(やられた……西の城主がわたしたちの相対を利用することはわかっていたのに。けれど、わたしが倒すべきあなたの名前は刻んだよ。あの子を、あの純粋な子を自分のために利用するあなたを。わたしたちの汚名にかけて、赦しはしない!)
#そんなうちのカルデア
「お城でハロウィンパーティ、なんて雰囲気じゃなくなったわね。どうするの、子ジカ?」
「どうするもこうするも。しっかりきっちり撃退して、この世界の秘密も解き明かして。そうしたらやろうよ、ハロウィン。秋はリーザの季節だもの」
#そんなうちのカルデア
「リッカさぁん、聞いてよ〜!」
「どうしたのリセちゃん、食堂に行ってたんじゃなかったの?」
「烹炊班のみんながアンケートだっていうから喜んで出したら、秒で却下されたんだよ! ひどくない?」
「う、うーん、リセちゃんとカレンちゃんは、味の好みが偏ってるから……」
#そんなうちのカルデア
「うん、おやすみ。……ねぇ、マシュ。会長が……最終再臨に至ったアルジュナオルタさんが、英霊アルジュナの一つの可能性とするならさ。あの人にあってアーチャーのアルジュナさんにないもの、ってなんだろう」
「お二人の差、ですか?」
「うん、ちょっと気になって」
#そんなうちのカルデア
(今日のはちょっと危なかったなぁ……書文さんの特訓で令呪ひとつしかないの忘れてた。蘭丸ちゃんとアルクちゃんには、何かご馳走してあげなくちゃ。アルクちゃんはにんにくダメらしいから、朝イチでマル姉たちに相談しよう)
#そんなうちのカルデア
「彷徨海ならまだいいけど、移動仮設本部だから……」
「なるほど……カーリーさんのダイエットで艦体に損傷が出たのと同じ理屈ですね」
「そういうこと。残り三人のゆーさんのこともあるのに、これ以上面白おかしい理由で艦体にダメージは与えられない、んだって」
#そんなうちのカルデア
「アサシンの書文さん? こんなところまで珍しいね」
「何やら考え込んでいらっしゃるようですが……」
「江戸の聖杯戦争でみんなピリピリしてるのかな。少し、お話聞いてみようか」
#そんなうちのカルデア
「……いいの?」
「いいさ。なんだ、アレだ。グー出してみな」
「? ……あ」
「あんたは一番のダチだ。だからこそ、オレもオレの相棒をあんたに託せる。胸張りな、ダチ公」
「ありがとう。キンさん……わたしも、わたしの色に輝くよ」
「その意気だぜ、ゴールデン大将」
#そんなうちのカルデア
「そうだよ、ふたりとも。──人理継続保障機関、ノウム・カルデア。旗艦兼移動仮設本部、ストーム・ボーダー。古く力ある星からのお客さま、本艦を代表してご挨拶を贈ります……ようこそ、わたしたちの家へ」
#そんなうちのカルデア
「あらかじめ言っておくけど、『なんでリーザじゃないのー』とか言って暴れないでよ?」
「暴れないよ!? リムさんも一騎くんから離れよう?」
#そんなうちのカルデア
「待ってリーザ待って。今、なんて、言ったの」
「え? 拾った、って言ったの。ほら、今朝方ハロウィンの準備にこっちにきた時に──」
#そんなうちのカルデア
(こうして、新しい敵……伯爵の繰り出すエレメンツとの最初の戦いは終わった。残り三人……絶対に負けられない、逃げちゃいけない。これはわたしたちの名誉を示す戦いだし……それになにより。伯爵に操られていたのは──南米で姿を消した、ゆーさんの亡骸だったんだから)
#そんなうちのカルデア
「アル、バゼ姉、お願い! わたしのありったけを預けるから──今度こそあのひとに安らぎを!」
「もちろんです。第一のエレメントよ──」
「──たとえあなたが神であろうとも! 私たちが、砕いてみせるッ!」
#そんなうちのカルデア
(ブラーヴァ、ブラーヴァ、ブラーヴァ。讃える声は光に溶けて。どう言うわけかいつも通りのリリスちゃんがそこにいた。三人分の視線でなぜを問うと、彼女はいつも通り、シニカルな笑顔を返して口を開いた)
「──ただの、気まぐれよ」
#そんなうちのカルデア
(たまたまのなちゃんとすれ違ったので、無理を言ってトネリコさんとアルたちのトリプルドッグを試させてもらった。はきはききびきびと飛び回るトネリコさん。──自分の目で見てもなお、この人と彼女がイコールで結びつかない。アルやマシュたちから聞いていても、なお)
#そんなうちのカルデア
「もしもわたしが帰って来られなかったら。その家にリリとお母さんを住ませてほしい」
「却下します。……そんな寂しい使い方は無しです。これは貴女のための家。貴女が憩うための場所。だからそんな弱音は二度となしです。私は、貴女の故郷(予定)なんですから、ね」
#そんなうちのカルデア
「……すごい、ね」
「当然です。貴女の本籍地なのですから。なのでいつでもどーんと私に移住してほしいのです」
「ありがとう、テノちゃん。──でもね」
#そんなうちのカルデア
「ご覧ください。21世紀日本における一般的住宅を模したデザイン、日本特有の風水害と地震はもちろん、猛暑降雪落雷火災、押し売り空き巣変質者、害虫害獣侵略者にABC兵器! ありとあらゆる天災人災に対応し、賢い可愛い精霊までついてくる究極無敵のマイホーム!」
#そんなうちのカルデア
「……今猛烈にフォーリナーを呼びたい気分なんだけど、続けて?」
「その程度の塩対応は織り込み済みです。貴女の本籍地ですから。そう、本籍地である私は綿密なリサーチに基づき、我が神官に対し、夢の移住プランを提案します」
「いじゅう、プラン?」
#そんなうちのカルデア
「さて、我が神官」
「うん」
「私は着任以来、謎の家政婦として貴女をつぶさに観察してきました。身長体重スリーサイズ、毎晩の寝顔やリリちゃんに向ける笑顔、エリザとの営みの回数に至るまで、ね」
「個人情報って言葉の意味を考えよう?」
「小粋なアステカジョークです」