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美術館が開くまで蓮を楽しんだら写本展へ。めちゃくちゃ楽しい〜〜!繊細な手書きの写本も印刷技術が広まってきた頃の印刷写本も素敵。豪華な金箔で「長期の巡礼間に妻に他の男と再婚されてしまった男」とかの修羅場が描かれていたりするのも味があるな…
継父が死んだ。ママが涙を流してる。まだ私が幼かった10年前、ママが再婚、パパになった。ママよりも一回り年下で、兄のように私は慕った。その感情が移ろったのは高校に進んだ2年前。躊躇うパパを押し切った。愛する人が病死した。嗚咽が漏れる。喪失感と、最期までママに悟られなかった安堵の念で。
年下の夫が死んだ。10年前に再婚した。幼かった私の娘もよくなつき、本当の家族のようだった。高校の制服姿で綺麗な娘が涙を流す。安堵と憎悪で私も泣いた。よかった、バレずにこの子を守れて。悔しい、娘に心を奪われて――。愛する夫はいつしか娘を女と見ていた。以来、密かに食事に微毒を混ぜ続けた。