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今週は二話更新です(長すぎたので分割しました)。宜しくおねがいします。
jsH<ジェイ・スラッシュ・エイチ>/十月吉 - カクヨム #jslashH
35/ 炎の行方は炎が決める 3
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36/ 炎の行方は炎が決める 4
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音もなくそれは暗がりを連れてくる。
ふつりふつり。ブリッツKNG1200のはるか後方から人工の光を呑み込んで。
深夜二時の刻に、玄関を叩くが如く来たるモノ。人々のいのりの形。
35/ 炎の行方は炎が決める 3
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思考が逃げるべきだと告げていた。スラーは苦い顔を浮かべ走り出した。
「セジウィーク!」
『死を告げるモノとしてその身、通しはしない。通るならば魂だけになってからだ』
34/ 炎の行方は炎が決める 2
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32/ ウォルトン新聞社の乱入 4
「おやあ、二対一は勘弁! そのおかしな足場がないなら、こっちの勝ちだ!」
「おら行けッ! 陰気野郎!」
翻る長衣が辿り着く。屈んだジャックの背をグリフィンが蹴った。
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折れた銃、壊れた高性能機械、砕けた建材。彼らが通った道のあらゆるものが力を得る。
秘術は万能ではなく。秘術は無限ではなく。
けれどもそれは確かに現実を変える。
31/ ウォルトン新聞社の乱入 3
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「いやあ、ジャック殿。ご苦労様です。拙者と相席になりますがご勘弁を」
「全くだ。おいシャノ、別の特等席を用意しろよ」
「ちゃんと、地面に着いたらね!」
30/ ウォルトン新聞社の乱入 2 - jsH<ジェイ・スラッシュ・エイチ> - カクヨム https://t.co/XicaXtG5Ee #jslashH
「評判が悪いね君達。ウォルトンは社会規範に則った会社じゃなかったっけ?」
「彼らは後ろ暗いことがあるからさ。我々はただの善人には何の力も持たないよ。何せ暴き立てることがない」
28/ 地下を照らす光3
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「フィア。赤い荷馬車<カッロロッソ>が扱う新エネルギーのことですね。拙者も希少品蒐集の折に耳にしたことがあります」
「ははん、きな臭くなってきやがった。面白いじゃねえか」
26/ 地下を照らす光 1
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「だが…その六人のうち、四人はもう死んでる。…全員、首を切り落とされてな」
「つまり——富豪連続殺人の被害者は全員、秘術に関わっていたということか?」
25/ 燃殻通りの闇市場 7
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「しまったな……つい置いて逃げちまった」
「ご安心をジャック殿。拙者も共に居ります」
「そもそもテメーのせいだろうが、サムライかぶれ」
「まあまあ、そう難しい顔をせず」
24/ 燃殻通りの闇市場 6
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【M3告知】
M3 第二展示場2階 ク-20ab にて頒布されるJSHシリーズ最新作
「Japanese Stream Hardcore X」
のジャケットイラストを担当させて頂きました!
シリーズ10作目!10!十!X!
圧倒的パワーの楽曲に加え、 #HARDGATE09 アンセム収録で超強い!!💥💥💥💥💥💥💥💥💥💥
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「これは助言だが…自らが恐ろしい死だというならもっと強そうに見せたまえ!」
『我が身は弱そう、か』
「うむ。吹けば消えそうだ!」
恐ろしい死告人に対しあまりの物言いだった。首のない男は考え込むように黙った。
22/燃殻通りの闇市場4
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「やはり燃えている!肉体は人間そっくりだというのに、頭というものがすっかり存在せず代わりに炎が燃えている。君、私が見えているかね?呼吸はどこで?」
首のない男は身じろぎし、顔を近づける男を押しのけた。
21/ 燃殻通りの闇市場 3
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「君、好きだろう?謀殺された幼い王子の呪いとか、壁に埋められた女とか」
「でも幽霊じゃあダメじゃないですか。後ろ暗い人間が破滅して無様を晒すのが楽しいんじゃないですかぁ」
20/ 燃殻通りの闇市場 2
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「絡んできた奴、皆殺しにして良いってなら別だけどな」
「はいはい、物騒な話はなし」
「……とは言え、彼らは同意見ではないようだな」
19/ 燃殻通りの闇市場 1
jsH<ジェイ・スラッシュ・エイチ>/十月吉 - カクヨム https://t.co/8Vp1cDKDGV #jslashH
科学の世の影には秘術が存在し、魔術が存在し、それを操る人が居る。だが秘術であれ魔術であれ、その不可思議を為すのは全てヒトだ。黄炎の首なし騎士が人ではないならば、それは――。
17/ 二つの依頼 2
jsH<ジェイ・スラッシュ・エイチ>/十月吉 - カクヨム https://t.co/w4lvLMYohO #jslashH
「何だい。オレのプランが気に食わないっていうのかい?」
「ええ、まあ、その……ざっとニ時間待ちになると思うのですが」
バイロンが嫌そうにティーショップの入り口を見た。ずらりと並ぶ長蛇の列を。
テムシティ・チョコレート災害 3
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