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【モノカクシ】
大きくて重い翼をもつ重世界の竜のなかま。背中を地面の色に変えて獲物を待ち、獲物が近づくとあっという間に翼で包み隠してたべてしまう。ほんの少し前まで持っていたものを無くしてしまうのは、近くにモノカクシがいる影響かも?
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【サエギリ】
首から繋がった大きな耳を拡声器のように使い、超音波を出して仲間と会話する猿のような生き物。その音波は非常に大きく、時折こちらの電波をも遮ってしまう。電話やネットが繋がりにくい時は、近くでサエギリが鳴いているのかも。
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【キカザリ】
一匹一匹の色や飾り羽の形が違う、派手な見た目の鳥竜。どの個体もしょっちゅう羽を毛繕いしてきれいに保ち、自分の飾り羽を周りに見せてアピールする習性がある。服や人が集まるところに惹かれるらしく、都内だと原宿近辺でよく見られる。
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【オコサズ】
美術館や図書館に巣を作る凶暴な獣。寝ている間は穏やかだが、巣に他の生物が入って音を立てると、瞬時に目を覚まして捕食する。美術館や図書館で自然と静かにしてしまうのは、このプレッシャーを感じているからかも。
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【ヌマギリ】
こちらの工業地帯は、重世界では有毒な物質を多く含む沼になっている。ヌマギリはそこに生息する哺乳類のなかま。呼吸時に体内に溜まった有毒物質も吹き上げるため、沼の周りにはいつも毒霧が発生している。
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【ヌエ】
大昔に目撃されて妖怪の類として伝えられてしまった大きな獣。最近の観測でこの生物が元だと判明した。猿に似た顔にがっしりした虎模様の手足、蛇のような長い尾が特徴的な夜行性の肉食動物。見かけによらずひょー、と高い声で鳴く。
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【シメリハゼ】
日向によくいる両生類のような生物。体が乾かないよう水気がある場所で日に当たりたいようで、濡れた洗濯物などに集まってくる。シメリハゼがいると周りの湿気を保ってしまうので、乾きにくい時は洗濯物をよくよくはたいて追い払おう。
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【ハコブネ】
広い背中を持つ重世界の竜。こちらの広い川や海峡がある辺りに住んでおり、同じルートを日に何度か往復する習性がある。他の生き物に乗られても気にしないため、その習性を知っている生き物はハコブネの背中に乗って水を渡るのだとか。
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【ミチサソイ】
光る微生物を体内で飼っている重世界の小動物。光る唾液で道に印をつけて、仲間に食べ物や巣の場所を教える習性がある。偶にこちらの人もその印につられてしまうらしいので、道に迷った時はミチサソイの道しるべを辿ってしまったのかも。
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【オオシケ】
半水棲のクジラのような生物。夏~夏の終わりに群れをつくって日本へ渡ってくる。飛び立つ前に海上で渦をつくるように飛んで仲間を集める習性があり、このときにこちらの気流が乱れて台風が発生するという。
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【ヒヤムシ】
夏のみに現れる重世界の軟体生物。冷房中の室外機に集まってきて、熱交換の時に重世界に発生するネツハムシを食べる。ヒヤムシがネツハムシを食べると、こちらの空気が少し冷えるらしい。冷房の効きがいい時は、ヒヤムシの食事中なのかも。
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【トゲエビガラ】
重世界の海に住む肉食の生物。刃物のような前肢を使って、甲羅を持つ硬い獲物でも簡単にちぎってしまう。こいつが近くで物を切ったり穴を開けたりすると、船底や漁網に影響が出るのだとか。
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【ナツマネキ】
泳ぐようにふわふわと走る重世界の偶蹄類。ナツマネキが活発に行動し始めると急に気温が上がり夏本番になることから、夏を呼ぶけものとも言われている。
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