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「出来損ないの道化師といえど、これくらいは。得意といえるほどでもないけれど、これくらいは…」
手先が器用で愚直なまでに真っ直ぐ道化師や手品師としての練習は行っていたので、意外と出来ることは多いと思うんだけどね、エルネスト。
つづき。ダンテの『神曲』天国篇において太陽天に住まうのは賢人たちの霊であり、四元徳の「賢明」に対応するとの説がある。過去の老人=隠者/未来の巻き毛の若者=手品師とすれば、下方の3匹の獣とも相俟って我が「人生組」四枚にも完全に一致する。
伊ピエモンテ州の教会にある西暦1500年前後の「エマオへの旅」と「エマオの晩餐」図。「愚者」的な前者に引き続き後者でもキリストが巡礼帽を被っているため、「手品師」らしさが増している。デステ家のタロッキと古いボローニャ版の画像も参考に。
着想メモ。マルセイユ版四枚組の「運命組」。人物札3枚を中世ヨーロッパのいわゆる三身分に見立てて手品師=商人・職人(働く者)/戦車=貴族・騎士(戦う者)/隠者=修道士・聖職者(祈る者)とも取れるというアイデアは前にも記した。つづく。