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少しネイトの掌が汗ばんだ
凄まじい威圧感と共にアルトが立ち上がる
螺貝「おーと!?猿山選手 立ち上がりました!!」
ネイト(今の一撃を受けて立てるのかよ…どんな根性をしてるんだ?…いや)
『おおおおおおおおおお!!!!!』
ネイトは息を飲む
ネイト「立ち上がるのには十分すぎる理由か」
ネイト「はぁ…はぁ…はぁ…」
ペルセポネは立ち上がる
ボクサーは倒れたまま動かなかった
『1…2…3…』
ネイト「あんた…つよかったぜ…」
しかし、会場から声が聞こえた
上級生B「兄貴!!負けんじゃねぇ!!」
上級生A「ヘッド!!鉄腕の猿山伝説はこんなもんじゃねぇだろ!!」
後編へ続く…
上級生C「死ぬなよ?一年生(ルーキー)」
そう言い放つとボクサーは間髪入れずに回し蹴りを行う
ペルセポネは素早く足を伸ばしながらしゃがみつつ
片手で体を支えボクサーの足を蹴り飛ばす
ネイト「てめぇこそ舌を噛むんじゃねぇぞ!!」
永野「道理で高学年なのにレンタル機を…」
天を舞ったペルセポネは轟音と共に大地に叩きつけらる
ネイト「グハッ!!」
凄まじい衝撃をネイトの全身が襲う
安全装置が入っているとは言え
防御装置を優に上回る衝撃が全身を貫く
上級生C「ッシャー!! 俺様の勝ちだ!!」
しかし…
ネイト「!?」
ネイトの拳はボクサーの右腕でガードされていた
上級生C「へぇ…やんじゃねぇか よっと」
ボクサーは防いだ片手を弾く
それと同時にペルセポネは体制を崩す
ネイト「まずい!!」
上級生C「あばよ!!」
ボクサーは流れるようにペルセポネにアッパーカットを決めた
ネイト「今だ!!」
ペルセポネはボクサーのストレートを掌で弾く
そして流れるように滑り込みつつ
腹部へ拳を撃ち込む
巨大な金属音に会場から歓声が上がる
螺貝「おー!!綺麗なカウンターだ!!」
永野「今のは決まったかー!?」
上級生C「オラオラ!!どうした? 守ってばかりじゃ勝てねぇぜ?」
ボクサーの連続ジョブをペルセポネは片手で防ぎ続ける
ネイト「くっ」
(今下手に反撃するのはまずい!! 一瞬の隙でストレートを食らう!!)
上級生C「じれってぇ…んじゃ、これで吹き飛びやがれ!!」
アルトボクサーがストレートを放つ
上級生C「おいおい?よそ見してる暇あるのか?」
アルトボクサーから素早い連続ジョブが放たれる
マニピュレーターに大型の装甲を増量する事で
一撃の重さは段違いに高い
ネイト「ジョブでこの重さか…ストレート何て直撃したらマジでヤバイぞ…それにこの動きかた…キックボクシングか…」
ネイト(いや、どっちがバカだよ!?)
見に来た生徒からザワザワと声がする
上級生C「そろそろ始めるか!! このままじゃ騒ぎになりかねないし 掛けの件がバレちまうからな」
ネイト「掛け…そうか、コレは掛けになるのか」
上級生C「お前ももうベッドしちまったんだ 生徒会に見つかればお前も同罪さ」
ネイト(何を勘違いしてんだ!?)
ネイト「だったら俺を呼ぶまでもなく正々堂々と西園に会いに行けば良いだろ!!」
上級生B「兄貴が女に頭を下げるわけねぇだろ!?バーカ!!」
上級生A「コイツは傑作だ!! 本物のバカがここに居るじゃねぇか!!」
上級生C「それは残念だったな お前の欲しいものは何も手に入らない 精々食券1800枚 耳を揃えて持って来ると良いぜ もしくはアリアちゃんを紹介してくれたら許さねぇ事もねぇがな」
ネイト「いや、お前かよ!!(白目)」
上級生C「あん?何か変なこと言ったか? てめぇの女を紹介しろって話だろうが」
ネイト「わかった、EXM肉体言語部のルールに乗っ取って相手になってやる 勿論タイマンだろ?」
上級生C「勿論だ こう見えても俺たちは騎士道を大切にしてるんだ 安心しろよ一年生(ルーキー) 試合は翌日だ!! 首洗って待っておけよ」
そう言うと彼らはゴミを片付けることもなく去っていった
ネイト「もちろん、研究開発部の今後の発展とお前らが散らかしたゴミの掃除も含めた内容だ」
その辺に散らかっているゴミをネイトは睨む
上級生C「アルトかポルタノヴァ1.8機分のゴミ運びか…んじゃ、こちらの請求量が割に合わねぇな こっちの請求は食券1800だ 勿論啖呵を切ったんだ やるよな?」
上級生C「へぇ…具体的には?」
ネイト「鉄が必要だ 俺が勝ったらジャンク含めて この学園のエクザマクス廃棄パーツを50t運んでもらおうか」
上級生A「ご…ごじゅっ!?」
上級生B「て、てめぇ…ゴミ50㌧も何に使うんだよ!?」
ネイト「アルトが一機31.5t ポルタノヴァは一機35.2t…」
ネイト「食券100枚? ソレがあんたらのノルマか? 正直食券じゃ興味ないね」
上級生B「へっ!!腰抜けが!! 生意気な口を利いてもこの程度かよ!! アリアちゃんに大声で腰抜けのヘニャチンだって教えてやるよ」
ネイト「掛けるものが安いって話だ もし、俺が勝ったらあんたらには手伝って貰う」
上級生A「ッチ、コイツ」
上級生C「…騒ぎになったら勝ち負け関係なく俺たちの話が表向きになるのを良く分かってんじゃねぇか んじゃ、趣旨を変えるか てめぇ、EXM肉体言語部ってのはしってんな?」
ネイト「あの暑苦しい部活か」
上級生C「そうだ、それで試合を申し込む 負けた方が食券100枚だ」
ネイト「なるほど、恐れいった 俺に集金屋のパシリでもやれってのか? 自分の仕事も出来ないんじゃたかが知れてるな」
上級生A「んだとぉ!?」
上級生C「よく分かってんじゃねぇか!!頭が良くて助かるぜ!!」
ネイト「お断りだ」
上級生B「なんだてめぇ!!ふざけんな!!」
上学生C「おぅまて お前ら この一年生がしょんべん漏らして泣いちまうだろぅ? 俺はなぁ簡単な話をしたくて呼んだんだよ?」
ネイト(コイツがリーダーか)
ネイト「もう西園と関わるなって話か?」
上級生C「俺はな、証明が出来ねぇことは頼まねぇよ お前さ 他の生徒から食券巻き上げて来いよ」
上学生A「あー、なんか用すか? じゃねぇよ!! てめぇだろ? ネイトって奴は!! アリアちゃんと仲良くしてるって話のよぉ!!」
上学生B「入ったばかりのピーピーの1年がさぁ アリアちゃんと仲良くしてるなんて吐き気がすんだよ!! 立場を弁えろよ!!立場を!!」
ネイト(うわぁ…)
ネイト(めんどくさそうな予感がするな)
放課後 運動場 外れ
三人組の上学生がお菓子のゴミをそこら辺に投げ捨てたむろっている
基本的に多くの生徒達が避けている
グループのメンバーであった
ネイト「あー、先輩方 なんか用すか?」
その言葉にメンバーの一人が怒鳴り付ける