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ホムラ「それは即ち、何でも屋として自分も働いてみたい……と、そういう意味として受け取っても差し支え無いか?」
真奈美「……はい」
ミリィ「なら、そのHJアルトに、誰が乗ってたか解るかぃ?」
真奈美「ええ、ホームラン社長……ですよね?」
ホムラ「That’s Light! ま、そこまで知ってるんなら、変に隠す必要も無ぇな。ま、つまりはこういう事だろう? 君は人を助ける仕事の一環として、EXMのパイロットをウチでやろうと思った。
水着ホムラのタイムラプスも上げようと思います。
最初のラフの顔がヤバいですが…w
Strange face warning at the beginning.
#XenobladeChronicles2 #Pyra
ホムラ「ほぅ……なかなか立派な先生に仕込まれたようだな。なら、ある程度関連の知識はあると思って良いかな?」
真奈美「え、ええ、まぁ……」
真奈美の苦笑に、ホムラも頷く。そして、真顔になって、
ホムラ「んじゃ、早速始めるとしよう……履歴書を見させて貰ったけど、君はあの私立八十八夜女学園を卒業したばかりなんだってな?」
真奈美「はい」
ホムラ「よく来てくれた。私がこのほむらワークスの社長・ホームラン・ケン=ヘッドウェルだ」
ミリィ「同じく、副社長兼経理部長のミリアルド=高山だ。ヨロシク」
真奈美「はい、よろしくお願いします!」
いずれも先程の写真に載っていた人物……その威風堂々とした雰囲気に、真奈美はゴクリと息を飲む。
ホムラ「お待たせ。君が風間真奈美君……だな?」
真奈美「は、はい、そうです! よろしくお願い致します!」
ホムラ「うむ。ま、掛けてくれ」
カウボーイ男に促され、一同は向かい合って着席する。
<5分後。2F・応接室>
トニー「さ、ここで待っててくれ。もう少ししたら、ホムラとミリィも来るから」
真奈美「あ、はい、ありがとうございます」
通された一室は、簡素なデザインのロングソファが向かい合って二つと、その間に小さなガラスのローテーブルだけと、シンプルな内装。しかし…
あれこれ試行錯誤しているところへ、ドアをノックする音。
ホムラ「ん? どうぞ~」
トニー「ホムラ、例の面接希望の風間ってコが来たよ」
ホムラ「おっと、もぅそんな時間か……了解だ。応接室に通して、お茶でも淹れてやってくれ」
トニー「解った」
ミリィ「まぁそこは明日、実際に本人に逢って面接してみない事にゃ解らんよ。面接官は俺とホムラでやるから、彼女が訪ねてきたら知らせてくれ。即応するから」
小川「解った。トニーや翔太には、俺の方から話しとくよ」
ホムラ「ああ、そうだった……小川、一つ朗報だ。兼ねてからのお前の要望通り、ウチでも新たに社員を雇う事が決まったよ」
小川「なに、本当か!? 助かったぜぇ……これでハードワークからは解放されそうだよ! で、何人雇うんだ? 10人か? それとも……」
ホ「……一人だ」
小「……へっ?」
ママ「あいよ~! あんた達、壮年期を迎えてるくせに、20代半ば並みの食欲してっから、こっちとしても作り甲斐があるってもんさ。さぁ、特別に山盛りにしといたから、どんどんお食べ! でも、ホムラちゃんにミリィちゃん、良いの、そんなに飲んじゃって? 明日は大事なお仕事があるって話でしょ?」
ホムラ「馬鹿野郎、ここは全員割り勘だ。ママ、餃子5皿と瓶ビールを2つ、あと、豚の生姜焼きも1つと、ご飯大盛りを1つ。あとは……」
ミリィ「俺はかに玉チャーハンを。減塩で」
大五郎「ワシもご飯大盛り、貰おうかな」
小川「俺も、ご飯大盛りと野菜炒めを下さい!」
ホムラ「アハハ……まぁまぁ。コイツが食いしん坊なのは今に始まった事じゃないのは、小川、お前が一番良く解ってるだろ? けどオサム、お前も少しは皆の分を残すって事をいい加減覚えろ。んで、お前が食った分は全て自分で払え。良いな?」
オサム「え~っ!? ホムラの奢りじゃないのか?」
ミリィ「って事は……」
ホムラ「ああ、間違いない。『アッチ・コイーダ』の奴等だな」
小川「ふむ……奴等がアラブ系の新興テロ組織ってのは聞いてるけど、そんな奴等がなんで日本なんて標的にしてんだ? 特に大きな理由なんて無ぇのに……」
ミリィ「ま、そこは転売ヤー達の影響もあるから、仕方ないな……ウチ等が独自で作ったオリジナルパーツも、3星軍事協定でイレギュラー認定されちゃって、使いたくても使えねぇし……」
ホムラ「うむ……そこさえ無ければ、我々も動き易いんだけれどね……
ミリィ「よろしくお願い致します」
ホムラ「それじゃあ、また何かありましたら、我々ほむらワークスを、是非に! ではまた!」
最後はピースサインでキメ、ホムラ達は立ち去った。
直後、市長はその異様な緊迫感から解放されたかのように、大きくため息を零して座り込む。
民間人4「ありがと~!」
民間人5「凄いや! あんた達はこの街の英雄だよ!」
民間人6「助かりました~! ありがとう~!!」
この歓声に、ホムラは両肩の識別灯を点滅させる事で返した。小川もそれに倣う。
ホムラ「これもアフターサービスってやつだ。さ、やるぞ」
小川「しょうがねぇなぁ……」
と、2機が作業に掛からんと、廃墟と化した箇所へ向かおうとすると、足元から歓声と感謝の声が上がってきた。避難していた人々が次々と出てきて、ホムラと小川に手を振る。