小春日や縁に薄目の猫と我 例によってQLDネット句会に投句したものです QLDネット句会( https://t.co/zshJiiiBFT )は新規会員募集中です みなさまご参加ください

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玉章の妖精なのと名は麗子


*岸田麗子『自画像』1921年

*岸田麗子『1923年8月の思出』1958年

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谷深き辺より暮れる刈田かな

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絹漉しの一丁羅着て新豆腐

・一丁羅は誤植ではなく、一張羅を豆腐の一丁と
 かけた「掛詞(かけことば)」にしたものです。

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暮れて行く野末で仰ぐ秋の雲

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面脱ぎて秋たけなわの風を知る

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校了と書いて丸して林檎剥く

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秋薔薇は剪られ寒露の空模様


→剪る(きる)

*ルネ・マグリット『記憶』

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風琴が耳を探して秋麗


→風琴(オルガン)、秋麗(あきうらら)

*フェルメール『合奏』1664年頃 1990年にイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館より盗難、所在不明

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彼岸花妖しく群れる河原かな

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枝豆を食うかと猫に勧めをり

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履いて知る庭下駄の露今朝のこと

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「少年であつたことあり上り簗」   小学校の卒業写真より

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