# ff11
画質 高画質

ゼノ「はむっ」

ルビー「…変な方向に感覚が鋭いですね」

アミクス〈全くだわ〉

少し遠くに見えるリハビリ施設の方向から歩いて来たアミクスが、ゼノの様子を見て半眼になる。

ルビー「おや、アミクスさん。ライトの調整は終わったのですか?」

アミクス〈キリの良い所まで終わったから、休憩よ〉

0 0

ルビー「元よりBNDDオンラインの住人ですが?」

ゼノ「元は人間だったよ?」

アミクス〈そういう事じゃないのよ…〉

ライト「これは、浮世離れ…というものか?」

0 1

Odinサーバ
本日8/15(月)20:30よりメナス・インスペクターのマリアミ渓谷へ散歩に参ります.お気軽にご参加下さいませ.

2 5

アミクス〈全くだわ。勇矢さんも仕事が一気に増えて大変そうだし、望もリハビリが長引いたし…〉

ルビー「…ともあれ、見るものは見た訳ですし一息吐くのが良いでしょう。お茶をどうぞ、タカミネ主任」

ルビーが、人数分の紅茶を机の上に置いていく。

ゼノ「ありがとう、ルビー」

0 1

アミクス〈まぁ…間違いなく”見ている”でしょうね〉

〈何の干渉もして来なかった辺り、私達の事は信用してくれているのかも知れないけど〉

ゼノ「この世界が誰もに認められる時が来たら、自分も世界の敵を止められるかも知れない…って、レヴァイアは言ってたよ」

0 1

昔某企画に参加した際にチャイナアミさんを描いたけど、チャイナ服の『フロッグボタン』をもっと前面に出せばよかったなと後悔中。折角蛙なのに…。
https://t.co/9VUHRl6C3o

1 11

ルビー「ふみゃあ…優奈さんとはまた違った優しさの力加減です…」

ゼノ「ルビー、嬉しそう」

アミクス〈トール、今の内に食べるといいわ〉

0 1

ゼノ「…ありがとう。ただいま、シホさん」

食事の手を止め、大人しく撫でられているゼノ。

ルビー「ふふ…良い光景です」

アミクス〈そうね〉

ライト「この光景を見られた…それだけでも、力を尽くした甲斐はあったな」

0 1

アミクス〈望達のリハビリが終わって、今は彼の調整を手伝っている所よ〉

ライト「………」

ゼノ「ライト、調子はどう?」

ライト「アーマーはまだ修復に時間が掛かるが、本体の調整は良好だ」

ルビー「アミクスさん。タカミネ主任が、一つ聞きたい事があるそうです」

アミクス〈…聞きましょう〉

0 1

ゼノ「あ…ごめんね、食べ過ぎちゃった」

ルビー「”暴食”のメモリは伊達では無いのです。食事が目に映ると、満足するまで止まりません」

「〈サイレンス・フィールド〉の中では、言われれば他人への配慮が出来るので…若干マシな状態です」

アミクス〈…有理沙博士も色々考えてるみたいだけどね〉

0 1

ゼノ「わーい♪」

ルビー「ゼノ、”いただきます”を忘れずに」

ゼノ「あ、そうだった。いただきまーす」

アミクス〈(彼女の経緯を考えると、単に世間知らずなだけだとは思うけど…。これは、今後が大変そうね)〉

0 1

ーリハビリ施設ー

リハビリ施設の前に到着すると、ゼノが施設の中を覗き込む。

ゼノ「えーと…アミクスさんとライトが居るね。有理沙博士は居ないみたい」

ルビー「ルヴィアトレーナー…も居ないですか。アミクスさん、少しよろしいですか?」

アミクス〈あら、ルビーとゼノ…に、タカミネ主任?〉

0 1

ゼノ「おおー…?」

ルビー「…前提がズレている様なので言っておきますが。ティータイムというのは、沢山のご飯を食べる時間ではありませんからね?」

ゼノ「そうなの?」

ルビー「そうなのです」

アミクス〈…望、少し甘やかし過ぎね〉

ルビー「返す言葉も無い…後で厳しく言っておきます」

0 1

アミクス〈店長の仕事も見ているから、もう慣れたわ〉

シホと同じ様に、手際良くお茶を淹れるアミクス。

ルビー「……(うずうず)」

ゼノ「ルビー?」

ルビー「…客の立場になると、どうにも落ち着かないのです」

0 1

アミクス〈シホさんはお客様なんですから、この場は私が…〉

ゼノ「シホさんの淹れるお茶…」

アミクス〈………シホさんも、お手伝いをお願いします。お手数お掛けしますけど〉

ルビー「…やれやれですね」

ライト「全くだ」

0 1

ライト「よく来たな、トール。済まないが、私は電脳体の修復中で相手はしてやれない。許せ」

アミクス〈お茶位は出しましょうか。少し待っていて〉

ゼノ「ありがとう、アミクスさん」

ルビー「どうぞお構いなく。ここに来たのは偶然ですし」

0 1

ルビー「出会って間もないので、友人かと聞かれると答えに困るのですが…」

ゼノ「私達を助けてくれた恩人ではあるよね」

そんな事を話しながら歩いている内に、目の前にはリハビリ施設が。

アミクス〈ルビーにゼノ?今日のプログラムは終わっているでしょう?〉

ライト「…?」

0 1

桜並木の下を歩く四人。ルビーが前で道案内をし、一番背の高いゼノが皆の後ろから周囲を見渡す。

ルビー「リハビリ施設はこの道をしばらく進んだ先です。ご主人様と私達のプログラムは終わっていますが…ゼノ、誰か居ますか?」

ゼノ「えーと…アミクスさんとライトが居るみたいだね」

0 1

ルビー「アミクスさんも、ご主人様のリハビリを手伝っていますからね。ここには頻繁に出入りしています」

ゼノ「それじゃあ、お散歩しながらアミクスさんを探す?」

ルビー「まぁ、良いでしょう。カロリーブロックのストックはありますし、今日のプログラムも終わっていますし」

ゼノ「決まりだね」

0 1