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浮気性を疑われ、振られた彼女に未練がある。高校の同級女子に相談した。昔SNSに、元サヤ成功と書いていた。「元カレにLINE送って距離縮めた」。元カノは彼女と同じ今日の生まれ。おめでとう、と元カノに送信すると既読がつく。時間をおき、好きだと送るが既読にならない。もうブロックされたらしい。
高台の公園で、10年前の南京錠を見つけ出す。高校の初恋相手と私の名。記名しフェンスに吊るすと別れない、と言われてた。「別れたじゃん」と婚約者が笑ってる。その後2人と交際した。恋はいいや、と思ったところで彼と出会う。「都市伝説、結ばれる、が正確らしいぜ」。初カレが私の肩を抱き寄せる。
「もう還暦だから」とママが躊躇う。私は看護大を卒業し、明日実家を離れる。食べていける資格を取った。パパが働きづめだったのは、妻子のためだと理解してる。でも私には、ママが家に縛られてると感じられた。育児は終了、自由に生きなよ。久々の同窓会で出会った元カレ、奥さん亡くしてたんだよね?
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綺麗な女性と幼児を連れた彼を見かける。高校時代、元カレと破局後に「交際したい」と言ってくれた同級生だ。元カレが忘れられず、私は拒み、元カレとよりを戻して結婚した。帰宅し、また夫に殴られる。子どもはできない。もしあの時、同級生に頷いてたら――。幸福な世界線を夢想して、後悔の涙を流す。
「嫁とは別れた」。元カレが高校の同窓会で苦笑する。私たちは17歳の1年間を共有した。互いに幼く、口喧嘩を拗らせ破局した。ずっと彼が忘れられず、違う世界線を夢想してきた。やり直せる、と感じたところで目が覚める。独りきりの1DK。30歳の疲れた女が鏡の中で泣いている。世界は何も変わらない。
楽器が好きで、でも喧嘩っ早くバンドは続かず、女にもだらしない。元カレはそんな人だった。随分泣いた。でもその何倍も笑わせられた。大卒後に距離ができ、3年経つ。堅実な会社の上司に求婚された。「何泣いてるの?」。何でもない。頷いた帰り道、上司の車のラジオから、懐かしい歌声が流れてくる。
大学の学食で、隣の彼女を盗み見る。半年前、元カレに振られていた。僕は同じサークルで、つかず離れず彼女のことを慰める。当時、彼女はピアスをしていた。元カレからの贈り物だ。別れて外し、今や穴はほとんど見えない。胸の疵まで癒えたように感じられ、僕は秘めた想いを言葉にしようと心に決める。
失恋した。元カレとは大学のサークルで知り合った。彼に染まり、貰ったピアスをつけるため、穴をあけた。「もう半年。元気出せ」。学食で、隣に座ったサークル仲間の別の男子が、耳に目を向け慰める。確かに時間はピアスホールを塞いでくれた。でも見えない心の穴は、時とともにまだ大きくなっていく。
また夫に殴られた。外出を禁じられ、自室でSNSに嘆きを綴る。5年前の学生時代、元カレと同棲してた。のちの夫とバイトで出会い、悩みを話すと「俺んち来いよ」と優しく言われた。私は黙って家を飛び出す。自分の見る目が恨めしい。卒業後すぐ結ばれた結婚相手はDV夫に変貌した。元カレとおんなじだ。