# 短歌

206.
朗らかに私も混ぜて真っ白に
漂白してよ身が霞む程

0 5

205.
このまんま離れ離れの私等が
最終進化のバッドエンド

0 5

204.
ありふれた言葉のどこが悪いのか
それを個性とは言い難いが

0 5

203.
人間味無いよ「覚えておいて」まで
律儀に覚えてるところとか

0 6

202.
お互いに相応しいお互いじゃなく
ふたりに相応しい恋をして

0 8

201.
すくめた心であなたを想ってる
いつまでも灯台下暮らし

0 6

200.
木片を抱いて寝ているカブトムシ
交差する脚重なる私

0 7

199.
ああ待ちに待つか夜中の通り雨
嫌だ嫌だと闇も明るく

1 8

198.
夜もすがら果たして今にどれだけの
一生の一部があるだろう

0 7

197.
どれだけの価値があるのかこの時期に
今だ出口は見えていないが

0 7

196.
何事もなくただ単に淡々と
ひとりだから休日が嫌なの

0 7

195.
思い出すどの思い出の私にも
蛇足という名が似合っている

0 5

194.
そっちのが幸せじゃない?私だけ
いない私達の世界線

0 6

193.
いつの日かにそれがあると一歩づつ
日がなその日を探り探りに

0 4

192.
私と彼女にとっての物と者
絶対的な親というもの

0 3

191.
「ぜいこみ」と表記されてるメニュー表
意味より先行するかわいさ

0 2

190.
笑ってる自分の写真に笑いかけ
「私も今楽しい」とか言う

0 5

189.
喜びよりも悲しみに共感を
しようと思案して泣いてんの

0 5

188.
心臓と手足四つの証明に
通知を切ったInstagram

0 2

187.
辛いのは辛さの意味が分からずに
泣くことすらもできてないから

0 4