「ご覧ください。21世紀日本における一般的住宅を模したデザイン、日本特有の風水害と地震はもちろん、猛暑降雪落雷火災、押し売り空き巣変質者、害虫害獣侵略者にABC兵器! ありとあらゆる天災人災に対応し、賢い可愛い精霊までついてくる究極無敵のマイホーム!」

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「……今猛烈にフォーリナーを呼びたい気分なんだけど、続けて?」
「その程度の塩対応は織り込み済みです。貴女の本籍地ですから。そう、本籍地である私は綿密なリサーチに基づき、我が神官に対し、夢の移住プランを提案します」
「いじゅう、プラン?」

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「さて、我が神官」
「うん」
「私は着任以来、謎の家政婦として貴女をつぶさに観察してきました。身長体重スリーサイズ、毎晩の寝顔やリリちゃんに向ける笑顔、エリザとの営みの回数に至るまで、ね」
「個人情報って言葉の意味を考えよう?」
「小粋なアステカジョークです」

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「みっちゃんがイキイキしてる……」
「サークル名の意味がわかったわ、アタシ」
「エリザママを見てるしゅりょーみたいなのだわ」
「え、わたしこんなに緩んでる?」
「今度鏡見なさい。ミッチと競る顔してるから」

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「はい目標撃退! ナイスクッキングわたし!」
「そしてセイントグラフも回収、っと。ずいぶん親切な厄災ね、わざわざセイントグラフを届けてくれるなんて」
「オベロンだからね。あいつがわたしたちに何かしようとすると、回りくどくなっちゃうんじゃない?」

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「祭神ヤメルンノス。同担を拒む貴方の気持ちは理解します。ですが。同じ推しを愛する者同士が競い合い、高めあうこともまた事実! 故に私は……神であろうと貴方を狩る! 『斬り抉る戦神の剣』──!」

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「──そして、ふたぁつ!」
「目標撃退! バゲさんはみんなをまとめて消火活動と被災者の救助を! ナースチャ、ここに残って手伝ってあげて。あとは最後のひとつ……ヤメルンノスを撃退する!」

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「──まずはひとつ!」
「目標撃退を確認。わたしとアルたちはこのまま市街地に。鈴鹿ちゃんたちは海の遭難者さんを救助、お願い!」

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「知ってるくせに、編集長。そうやって焚き付けられたわたしが、どんな顔をしてなんて言うか」
「任せて、だろ? ──上等だハラペコ女。テメエの背中にとびきりのジェットぶち込んでやんよ。だから──描いてみせろよ、テメエの本気を」

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「なるほどね。みっちゃんと馬琴さんが分離できるなら。そして、もう一方の容疑者だったモルガンさんがシロなら。あなたが別行動してもおかしくはないわけか……大人のアル。ううん、アルトリア・アヴァロン」

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(ワイキキに戻ってきたわたしを待っていたのは、なぜか巨大化したクロエちゃんだった。──その水着は色々な意味で危険だよ、と叫ぶ声も彼女の耳には届かなくて。プランデルタを発令する間もなく、わたしの意識は闇に溶けていった)

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「祭神ウミヌンノス! 我が宝具にてお諌め奉る! やるよ、リッカ!」
「任せて! 赤熱、開始(アロヴェンターレ)……アル!」
「よしきたぁ! ホープウィル……キャメロット!」

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「待がぼっごぼてがぼリがぼッごぼカげぼごぼ……!」
「うわ、水飲みまくってるし」
「ホネホネさまも、泳げなかったのかなあ」
「こうがぼなればげぼ君をごぼ撃退がぼしてげぼ勝利をごぼもぎげぼ取るがぼ!」

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「ようやく素直になったじゃん、リカっち」
「……まあ、ね。わたしったらうっかりだ、隊長だから、マスターだから、お母さんだから、そんなことばっかり気にして、わたしがしたいこと、見失ってた。……わたしのお母さんも、そうだったのかな」

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「モールーガーンさぁん!?」
「てへぺろ、というのでしょう、汎人類史では」
「前のループ、本当に大変だったんだから!」
「今回は大丈夫ですとも、我が義妹。解決の暁には、義ヨメとリリちゃんも連れていらっしゃい」
「そう願いたいね……(あんまりいい予感しないけど)」

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「うーん、誰か実射試験してない人いる?」
「あ、わたしわたし」
「了解。じゃあ、スカディさんも呼んでこようね」
「お待ちください。なぜ私をいい感じに撃退する方向で話が進んでいるのですか。リッカ殿も人の心がわからない」
「あなたの心がわかりたくないだけだよ!?」

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「はいはい。アルも噛みつかないの。バゲさんも煽んない。こういうのは両成敗なんだからね」
「異論がなくはないが、まあよかろう。それにしても……(やはり生き写しだな)」
(バゲさんもそう思う?)
(ああ。事情を知らねば、本人と思うだろうよ)

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(これはお栄さんから聞いた話で、わたしは預かり知らないのだけど。結局、みっちゃんやつる姉が中心になって、えっちゃんの写真集を作ったのだという。馬琴さんと相対するスーパーバニちゃんは、幾分大人びて見えたのだそうだ……)

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「待ってピオさん待って。それってつまり、アル100%の医学漫画、ってこと?」
「そうだ。冬木のセイバー、基本大元のアルトリアが在籍していない以上、基本単位とすべきアルトリア、すなわちアルトリア原器は彼女を置いて他にない」

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「そっか……サバホリでないと扱えないものを差し引いても、オルタネートユニバースはいくらでもある。ありがと、オベさん」
「そりゃどーも。きみに褒められても嬉しくないけどね』
「──はいはい。また何かしたら撃退するからよろしくね」

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