「長引くと三臨目出して来るでしょ、オベさんは。リミッターは上手く回ってると思うから、しばらくのんびりしてて」
「わーい容赦のないハラペコちゃんサイコー。じゃ、あとはよろしく」

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(ミス・サザンクロス。あるいは覚えにくい名前の誰か。ここでのノク子は、そういう役割のようだった。──標がいるから頑張れるんだ、って言ってたわよね、アナタ。特大のが二つ行くわ。だから……だから。記憶があろうがなかろうが、帰ってきなさいよね、ノクナレア)

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「それじゃあ、あのノク子もどきとは話がついたのね?」
『うん。あとはこの時間流を利用してヤラアーンドゥさんと売上勝負をして相対する。島のトラブルを解決しながらね』
「バカンス中に災難ね、アナタも」
『いつものことだよ。片付いたら家族で観光しよう──愛してる』

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「チュートリアルはもうちょっと紳士的にして欲しかったけどね」
「反射で宝具ぶち込んどいて良く言うぜ。これでマスターの心臓もエリちゃんと繋がりましたよ、と」
「これで家族の時間が持てるよ。じゃあ、説明の続き、いいかな?」

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「浮かれてるね」
「浮かれてるわね」
「浮かれまくりですね」
「浮かれマキシマムだし」
「心外ですな。こうやって浮かれることこそ現地に溶け込む秘訣、アンダーカバーの鉄則!」
「……マシュがいなくてよかった、とは言っておくね?」

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「おはよう、リーザ。……大丈夫?」
「あんまり。──レジストコード、ノクナレア。よりによってよ。シオンもダ・ヴィンチも、アイツがあのノク子かどうかはぼかしてるけど……」
「確かめに行こう。あの人が誰なのか、夏フェスに何があるか。……わたしにも、恩返しさせて」

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「振り出しに戻る、かな」
「一周して帰ってきた、ってことでいいんじゃない? 世界旅行できたんだからお得よ、お得」
「そうだね。いいリフレッシュになったのかも。夏フェスには間に合いそうだし」
「雨の魔女トネリコ、か。今年も退屈しないですみそうね、子ジカ」

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「季節感ズレてない、コレ? ハロウィン周りでしょ」
「まあね。死者の日のお祝い。テノちゃんに無理言って作ってもらったんだ」
「ふーん。敬虔なのね、あの辺」
「そうだね。……誰より死を見てきたわたしたちだもん、いなくなった人への敬虔さを、忘れちゃいけないよね」

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「コレ、ファフナーでやってたやつよね」
「あはは、そうだね。元々はタイのお祭りなんだって」
「へぇー。チャク子とニッ子もしてるのかしら」
「ふたりはベトナムだよ。でもそのうち、タイの英霊さんも遊びに来てくれるかな」

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(今度はジナ姉を叱り始めたドゥルガーさんと別れ、ふーやーちゃんと一緒に座る。妾も昔、と言いかけて、口をつぐんだふーやーちゃん。聞かないほうがいいこともあるよね、と、甘いパナシェで乾杯をした。お祭りの夜は更けていく。明日はどんなお祭りが待っているのだろう)

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(神さまは糖分でも酔っ払うのだろうか。上機嫌のドゥルガーさんがカーリーさんになってしまったあと、わたしに服を脱げと迫って大変だった。正気に戻ったあとにドゥルガーさんにも叱られてしまったので、お供えには気を遣おうと思う)

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(レディちゃんの次は、ドゥルガーさんとも話をした。さすがにお酒は飲んじゃダメなので、リリも大好きな子どもサイダー。ふわふわと盛り上がる泡が可笑しくて、目を細めた彼女は、やっぱりパールさんに似ていた。多分、器だという桜さんにも)

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「ソーセージ♪ ソーセージ♪」
「リリったら朝からがっつりね。アナタはどうするの? 朝から飲んじゃう?」
「やめとく。お仕事は創立祭でも待ってくれないし。それにそろそろ、おっきーとかオルタ姉が青くなって泣きつく頃だろうしね」

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ドゥルガーさんの宝具実射試験の様子。
三臨目のあのひとがああなだけに、当面うちデアでの勤務は二臨目を用いることになった。

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「なーによ。朝っぱらからしぼんでると、幸せ逃げちゃうわよ?」
「あ、うん。日がわりでお部屋が変わるから、ちょっと落ち着けなくって。創立祭の二次会って分かってはいるけど」
「せっかくのお祭りなんだから、楽しまないともったいないじゃない。ほら、しゃんとする」

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ディスティニー袋、お目当ての英霊以外にすり抜けもあって豪華な気分になれるので、まだの人は課金してでも引いて欲しい。

何より自分でピックアップ対象を選べるのが大変良い。
うちのは「ペーパームーンおかわりピックアップ〜ケルトも一緒〜」でした。

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「という訳なんだよ、どうしよう、アル」
「リッカんとこのわたしに聞けばいいじゃない。うちもおんなじ理由でてんやわんやなんだし。ご予算の範囲内で本人に聞いてみる、それしかないんじゃない?」

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「ドゥルガーさん、マナお母さん、かくかくしかじかなんだけど」
「当女神からはなんとも。マナナン・マク・リール、何かありますか」
「トネリコさんですか……ちょっとさっぱりですね。本人に聞いた方が良さそうです」

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「リッカ、俺だ」
『仲達さん? ライネスちゃんは落ち着いた?』
「ライネス「は」な。シミュレーターエリアで未知の英霊と遭遇した。霊基パターンはモルガンに酷似。レジストコードを「トネリコ」と仮称する」
『トネリコさん……!? わかった、今ブリッジに行くね』

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(今日は創立祭のフィナーレ。テノちゃんもティアお母さんもおめかしして、思い思いのゾーンで楽しんでる。わたしはというと、リーザとリリとで屋台めぐり。この日この時の幸せが思い出になってくれたらと祈りながらかじるりんご飴は、甘くて少し酸っぱかった)

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