さらに綾瀬達が決闘を行っていたのと同時期に、大和が王城から離脱していたそうです。
そんな彼を追って、七尾もまた王城から離れていました。

とりあえずは今王城にいるメンバーで顔合わせを行ってから、さくら達はこれからソルとどう戦っていくのかについて会議をしました。

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また、さくら達と共に王城にいたゼクス使い達の中にも不在のメンバーがいました。
まず、決闘を行っていた綾瀬とニーナは、綾瀬が一方的にニーナを痛めつけて勝利し、力尽きたニーナはそのまま救護室に運ばれました。
一方、綾瀬は誰にも何も告げず、王城から立ち去ってしまったそうです。

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倉敷世羅。
黒崎春日。
都城出雲。
剣淵相馬。

彼女達もまたそれぞれの理由から幻夢郷を救うために駆け付けたゼクス使い達でした。
このうち、世羅とはさくらも以前に会っていますね。
ただし、本来はもう一人いたのですが、その人物は幻夢郷に来て早々にどこかへ行ってしまったそうです。

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《叶えし者》となっていた影響で、体調を崩していたさくら。
幸い体調不良は長く続かず、さくらはすぐに回復。
看病をしてくれた八千代達にお礼を言ってから、さくらは彼女達と一緒に他の仲間達の元に向かいます。
そこには新たに幻夢郷にやってきたゼクス使い達の姿がありました。

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突然、さくらは風邪のような症状で体調を崩してしまったのです。
生まれてから今まで、一度も風邪をひいたことのない健康優良児だったさくらは初めての体験に大興奮。
はしゃいだ結果、余計に体調を悪化させてしまった彼女はそのままベッドにダウンする羽目になってしまいました。

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綾瀬とニーナの決闘。
飛鳥と七尾が見たという彼女達の間にできた溝は、予想以上に大きなものだったのです。
さくらは自分同様に思いつめると己を追い詰めるところがある綾瀬を心配します。
綾瀬達について、八千代達とも相談したさくらですが、そこで思わぬトラブルが彼女を襲います。

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その後もバルコニーで綾瀬達について相談していたさくら達でしたが、何があったのかはやはりわからずじまいでした。

それからさらに数日後、ようやくうららから全員に向けての連絡が入りました。
その内容の一つはゆたかがク・リトのプリンセスに正式就任すること。
そして、もう一つは――

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うららに導かれたさくら達は、日本海溝に設置されたゲートを潜って幻夢郷にたどり着きます。
ク・リト達の王城にさくら達を招いたうららは、幻夢郷の仕組みや注意点、ドリーム・キーの機能などをみんなに説明すると、自分の準備が終わるまでは自由にしていていいと言います。

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他のゼクス使い達もそれぞれの理由から幻夢郷に向かうことに同意。
うららはゼクス使い達に感謝を述べると、ク・リト王家の宝具、ドリーム・キーをそれぞれに渡しました。
さくらが渡されたのは『太陽』。
ドリーム・キーを配り終えると、うららは早速、さくら達を幻夢郷へと案内します。

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自らの目的のために幻夢郷を作り変えようとするソルの創造力に対し、強い力を持つが故に夢を失ったク・リト達では対抗できない。
ソルに立ち向かえるのは強い想像力を持つゼクス使い達のみ――。
うららの説明を聞いたさくらは、彼女達との巡り合いに運命的なものを感じ、協力を申し出ます。

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目の前の建物の地下通路から巨大なロボットが飛び出してきました。
さくら達やうらら達に気づいたそのロボットは彼女達の目の前に着地し、その中からパイロットと思しき四人の少年少女が降り立ちました。
うららはさくら達とロボットのパイロット達全員の顔を見まわしてから――

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ニャルラトの言うさくら達を呼んでいるというある人物がいる場所へと向かうと、そこは青の世界のゼクス達の拠点らしき近未来的な建物の前でした。
その建物の前に三人の少女が佇んでおり、さくらはその中の一人がニャルラトに教えられていた通りの外見をしていることに気づきます。

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しばらく飛翔していると、青の世界の拠点と思しき近未来的な建物が見えてきて、その前に三人の少女が佇んでいました。
さくら達が彼女達に近づくと、さくら達に気づいた銀髪の少女、夜刀うららが笑みを浮かべました――。

今回はここまで!
続きはまた次回!

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さて、仲間達全員が集まったところで、さくらはニャルラトからの伝言についての話題を切り出します。
他の仲間達も、見知らぬ誰かからの頼み事に大なり小なり警戒はしたものの、一方で興味も抱きました。
早速、さくら達が先導する形でニャルラトが指定した場所へと向かいます。

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しばらくすると、八千代達や大和達も戻ってきました。
大和はクレプスのみならず、アニムスという少女魔人も連れてきており、彼女は人の心を読む力を持っていると紹介します。
以前はさくらも親しい相手の心を読む能力を持っていたと聞いた彼女がさくらに親近感を抱く一幕もありました。

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とりあえず、まずはみんなと合流して相談してみよう。
そう考えて移動を始めたさくら達は間もなく綾瀬達と飛鳥達を見つけます。
一方、さくらの帰還に気づいた綾瀬は明らかに怒った様子でさくらに向かってきました。
さくらが意図的に彼女と飛鳥を二人きりにしたことに気づいていたのです。

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ちなみに、この後、ミカエルは十二使徒達共々、しばらく慰安旅行に出かけたそうです。
その後は、ミカエル達は再び白の世界の復興を再開しましたが、しばらく後に、またしても白の世界は侵略者の脅威にさらされます。
この辺りの話は、また後程。

今は視点をさくら達に戻しましょう。

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時間操作能力を封じられたウリエルはそのまま何処かへと姿を消した――そう説明しながら彼に敵わなかった無念を叫ぶガブリエルを慰めつつ、ミカエルはウリエルの圧倒的な強さと、神が消えてもなお彼が正気に戻らない事実に戦慄します。
彼の救済は飛鳥達とさくら達に託す他ありませんでした。

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ミカエル達が天使達と共に白の世界へ帰還すると、既にその地での戦い――堕天使と化したウリエルとの戦いも終結していました。
しかし、ウリエルはガブリエルや終末天使達、ドラゴン達をもその力で圧倒。
白と黒のドラゴンがどうにか彼の時間操作能力を無効化するのが手一杯でした。

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上柚木さくら。
そして、フォスフラム。

ようやく巡り合えたミカエルに、さくらはこれまで何度も助けてもらったお礼を言うと、彼女とフォスフラムを二人きりにしてその場を去りました。
フォスフラムはミカエルの部下――。
いずれ彼女が本来の主に戻ることを、さくらは覚悟していました。

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