ニャルラトの『精神の色が白っぽければ味方』という助言を聞いたさくらは、早速、それを実践してみます。
確かに、乱戦の中にいた自分達を《叶えし者》へと導いた因縁の神、スドは黒っぽい精神をしていました。
そして、白い精神の持ち主の中には自身と同じ顔の天使、ミカエルもいました。

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大和の追跡を打ち切ったさくら達は少し離れた戦場へと向かいます。
ずっと感じていた、さくらにとってはもう一人の自分の、フォスフラムにとっては主君の気配がする方――ミカエルのいる場所へ。
さくら達がそこに辿り着くと、ミカエル率いる天使達が下級神達と激しい戦闘を行っていました。

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接近戦を避けつつキラーマシン達を撃退する中、漆黒のドラゴンが飛翔する姿を見て、テンションMAXになった大和が突出。
さくらは彼を援護するため、ついでに飛鳥と綾瀬を二人きりにするために大和を追いかけますが、乱戦の中で見失ってしまい、途中で追跡を打ち切りました。

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パートナーを危うく消滅させかけた己の傲慢さ故の過ちを認め、心を入れ替えたさくらとそんな彼女の精神力を受けて不死鳥となって復活したフォスフラム。
さくらはフォスフラムの復活を泣いて喜んでから、一緒に現代世界にやってきたミカエルの元へと行こうと提案します。

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現代世界にたどり着き、名古屋へと進撃を始めた神々の軍勢を追うミカエル達。
そして、その名古屋にさくら達も向かっていました。
神々と人竜の最終決戦、討祓戦の幕が上がります――!

今回はここまで!
続きはまた次回!

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圧倒的な力で荒れ狂うウリエルに対し、しかしミカエルはずっと共に白の世界を守ってきた彼と戦う事に迷います。
そんな彼女の元に駆け付けてきたのは意外な人物達でした。
終末天使。
白の世界の窮地において特別に解放された彼女達は、暴走するウリエルを止めるためにやってきたのでした。

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白の世界になだれ込んできた神々の軍勢に対し、白の世界は総力を挙げて立ち向かいます。
ガブリエルの名を継いだハナエルが十二使徒達やイヴィルベイン達を指揮し、十輝聖達も各地で神々の軍勢と交戦する中、ミカエルは神々の軍勢の先鋒となって切り込んできたウリエルと対峙します。

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また、マルキダエルはウェイカーとなっていたため無事でしたが、彼女やウリエルと共に神門を中から封印していたアスモデルとアムブリエルもウリエルと共に神気の影響を受けて、神の手先となっていました。
リンクスが言及していた神に与する十二使徒達とは彼女達のことです。

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今日は予告通り、ミカエルの話です。

ガムビエルの叛乱終結後、白の世界の支配構造を改めたミカエル。
新たに編成された十輝聖、引き続き天使達のリーダーを務める十二使徒、そして、虹天使に任命されたニーナ。
彼女達は手分けして戦乱で傷ついた世界の復興を始めました、が――

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みんなの厚意に感謝してから、さくら達は早速、神々の気配がする名古屋へと向かいます。
そこは既に、神々の軍勢とゼクス達の連合軍が戦いを繰り広げる、激戦区と化していました――。

今回はここまで!
次回はミカエル視点でここに至るまでの話をしようと思います。
また次回!

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私は変わらなければいけない。
今までのような傲慢な自分から、誰かの苦しみに気づける自分に。
太陽のように、みんなを照らし、助けられる自分に――!!

そんなさくらの決意によって彼女に宿っていた神気は完全に消滅し、同時に大天使としての属性が風から炎に変わりました。

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泣くんならフォスフラムの前で泣け――きちんとパートナーに本心を明かせ。

荒々しい、ですがズィーガーなりの気遣いに満ちた言葉にさくらは顔をあげます。
――私は、また間違えるところだった。
ちゃんとフォスフラムと向き合わなければいけない。
そんな思いと共にさくらは立ち上がります。

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そして、神門とイグニッション・オーバーブーストを解除したアレキサンダーだけ。
神門の姿はどこにもありませんでした。

アレキサンダーは神門は必ず生きていると断言しますが、神門を実の兄のように慕っていた世羅は少なからずショックを受け、傷心と共に関東へと帰りました。

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話をさくら達に戻しましょう。
他のゼクス使い達も、さくら同様にシフトを発動していましたが、それはサタンも同じでした。
現代世界のサタンに黒の世界のサタンの因果が重なった結果、彼は全てを滅ぼす狂魔王サタンへと変貌。
その強大な力は、彼自身の自我をも破壊するほどでした。

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さくらが完全に《叶えし者》ではなくなるのは、もう少し先の話になります。

一方、黒崎神門は冷静にサタンの強さを分析し、今の自分達では戦力が足りないと呟きます。
その直後、どこからか再びあの声が聞こえてきました。

「我が祈りは剣臨の顕現。己が因果へシフトするのじゃ。」

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大阪城で八千代と再会を果たし、今まですれ違い続けた互いの行いを謝りあったさくら。
ですが、その結末に不満を抱いたサタンが立ち上がり、彼女達を、そしてその先にある四国を吹き飛ばそうと、攻撃態勢に入りました。
その動きに気づいた八千代が彼を説得しようとします。

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八千代を神聖視し、《叶えし者》としての狂気を強めつつあったさくらを止めるべく、フォスフラムは単身、八千代達を探すために大阪城を離れました。
さほどの時間をおかず、彼女はル・シエルの行方を捜す八千代達を発見。
八千代達は以前とは見違えるほど強くなっていました。

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さくらも八千代達が安全に大阪城に来れるようにとサタンに協力して暗黒騎士達を撃退していました。

また、この頃、フォスフラムが神気に抗うために徐々に精神力を消耗させつつあることにさくらは気づきましたが、八千代の身を案じるあまり、彼女はその事実から目をそらしてしまいます。

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ニーナ・シトリー。
ガブリエルが新たな宝瓶宮候補として見出していた人間の少女であり、ガムビエルの前身。

ミカエルもまた、ニーナに新たな宝瓶宮とならないかと誘いますが、彼女は首を横に振りました。
人間だからこそ、見えるものがあり、救えるものがあるから、と。

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一方のミカエルは、ガムビエルの叛乱で活躍した天使やガーディアン達を中心とした組織、十輝聖を新設し、彼女達を率いることとなりました。
ガムビエルや十二使徒、十輝聖達と協力して白の世界の復興に当たりつつ、ミカエルはガムビエル戦役でのもう一人の功労者の元へ向かいます。

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