『この手より零れ落ち』
水の雫ひとつふたつみっつ・・・
河を流れ海を漂い雲に昇って雨となり
いつか私に戻っておいで。

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『旅立ち想い出の扉をひらいて』
影のように自分の足元まで
まとわりつく記憶の結晶を
ここに置き去りにして
わたしはつぎの扉を開いた。

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今月22枚目『遠くの君へ』
そっちはどうですか?
今はもう遠くて君の姿も見えないけれど、
こっちは暑くて眩しいよ。

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