213

嫌ってた歌を過剰に摂取した
確かに気持ち次第なのかも

0 4

212

地面と私と太陽が整列
さらに駆け出す夏の情熱

0 2

7/20

こういう日くらい想いだけで飾る
「誕生日おめでとう!」(大声)

1 6

211.

透き通り向こうの朝日の輪郭に
重なり光る露も思わず

0 1

210.

人生は上り階段とか言って
踊り場もない横長の家

0 2

冒険の帰りだろうか?少年は高速バスで満足そうに

4 43

209.

つらつらと文字を詰め込む短歌では
あなたの一言にも勝てない

0 4

208.

寝る間際間際を縫って思い出す
こうして今日も詩を書いて寝る

0 10

207.
私等にとって「会う」って全員が
揃って初めての言葉だよ

0 2

206.
朗らかに私も混ぜて真っ白に
漂白してよ身が霞む程

0 5

205.
このまんま離れ離れの私等が
最終進化のバッドエンド

0 5

204.
ありふれた言葉のどこが悪いのか
それを個性とは言い難いが

0 5

203.
人間味無いよ「覚えておいて」まで
律儀に覚えてるところとか

0 6

202.
お互いに相応しいお互いじゃなく
ふたりに相応しい恋をして

0 8

201.
すくめた心であなたを想ってる
いつまでも灯台下暮らし

0 6

200.
木片を抱いて寝ているカブトムシ
交差する脚重なる私

0 7

199.
ああ待ちに待つか夜中の通り雨
嫌だ嫌だと闇も明るく

1 8

198.
夜もすがら果たして今にどれだけの
一生の一部があるだろう

0 7

197.
どれだけの価値があるのかこの時期に
今だ出口は見えていないが

0 7

196.
何事もなくただ単に淡々と
ひとりだから休日が嫌なの

0 7